5,000トン吊り自航式クレーン船「鉄建起重5000」竣工
2024年12月26日、江蘇省南通市で上海振華重工業(ZPMC)が中国鉄建港航局向けに建造していた5,000トン吊り自航式クレーン船「鉄建起重5000」(Tie Jian Qi Zhong 5000)の引き渡しがおこなわれました。
「鉄建起重5000」(Tie Jian Qi Zhong 5000)の船体寸法は長さ203m、幅50m、深さ18m。クレーン能力は固定吊りで最大5,000トン、旋回で3,500トン、揚程は甲板上130m。3,000kWのアジマススラスター3基と2,500kWのバウスラスター3基を備えた自航式で最大速力9ノット。DP2の自動船位保持装置(DPS)に加えて、水深100mの海域で係留可能な8点係留設備を搭載。メインデッキの貨物面積は約6,000m2、甲板強度15トン/m2。
5,000トン吊り自航式クレーン船「鉄建起重5000」は引き渡された後すぐに洋上風力プロジェクトの建設作業に投入される予定だという。
5,000トン吊り自航式クレーン船「鉄建起重5000」建造タイムライン
- 2023年11月起工
- 2024年5月船体組立完了
- 6月
- 12月海上公試
- 12月完成・引き渡し
5,000トン吊り自航式クレーン船「鉄建起重5000」の概要
船名 | 鉄建起重5000 |
クレーン能力 | 固定:5,000トン 旋回:3,500トン |
揚程 | 130m(甲板上) |
長さ | 203m |
幅 | 50m |
深さ | 18m |
甲板面積 | 6,000m2 |
甲板強度 | 15トン/m2 |
スラスター | バウ 2,500kW×3基 アジマス 3,000kW×3基 |
DPS | DP2 |
速力 | 9ノット |
宿泊設備 | 150人 |
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