MammoetがHeeremaの新造台船によるフロートオーバーを支援

Mammoetは、Heerema Marine ContractorsとTenneTの2GWプログラムに関する契約を締結したと発表しました。
TenneTの2GWプログラムはドイツに6基、オランダに8基、合わせて14基のHVDC(High Voltage Direct Current:高圧直流送電)洋上送電網接続システムを2032年までに設置する計画となっており、今回締結した契約ではそのうち2基のトップサイド設置を支援するという。
MammoetのSales DirectorであるRichard Verhoeff氏は「この契約により、Mammoetは北欧のエネルギーの未来を確かなものにする上で重要な役割を果たすと同時に、高精度のスキッドとジャッキアップ作業における当社独自の能力を披露することになる」と述べています。
トップサイド設置用にカスタマイズされた新造フロートオーバーバージ

出典:Heerema Marine Contractors
2025年1月6日にHeerema Marine Contractorsは重量30,000トンを超える2GWの洋上変電所(OSS,Offshore Substations)トップサイド設置用にカスタマイズされた新しいフロートオーバーバージの納入について、TenneTとの契約締結および同船の建造を発表しています。
Mammoetは、油圧スキッドシューを用いた新造バージへのトップサイド積み込みに加えて、独自のメガジャッキシステムによりバージ上でトップサイドを所定のフロートオーバー高さまで持ち上げた後、デッキサポートフレーム(フロートオーバーフレーム)をトップサイドの下に引き込み、ジャケット基礎への最終的な設置を支援するという。
Mammoetの掲載情報を読むと、トップサイド設置に関するフロートオーバー作業の流れは何となく理解できますが、よく分からない部分もある。”百聞は一見に如かず” という言葉があるように実際の施工を見れば一目瞭然だと思うので、施工時の情報が公開されるのを楽しみに待つしかない。
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