建造費約256億円、ZPMCが広州サルベージ局向けSEP船建造
2025年12月26日、上海振华重工(ZPMC)は広州サルベージ局(Guangzhou Salvage)と ”深海起重機船” 建造契約を締結。契約総額は11億4,880万元、日本円に換算すると約256億円(1元=22.3円として換算)。
ZPMCの発表情報では ”広州サルベージ局深海起重機船建造プロジェクト”(广州打捞局深水起重船建造项目)と記載されている ”深海起重機船” とはSEP起重機船を意味している。
建造するSEP起重機船は、DP-2の自動船位保持装置(DPS)を備え、1,600トン吊りのメインクレーンと400トン吊りの補助クレーンを搭載。船体寸法は不明ですが、レグ長さは142mで最大作業水深90m。SEP起重機船でレグ長さが140mを超えるものは世界的に見ても存在していない。”深海起重機船” の名称は、最大作業水深90mというスペックに由来しているものと思われます。
使用する用途として、洋上風力関連の基礎や風力タービン設置作業はもちろんですが、サルベージ現場での機器吊り上げ、小型沈没船の全般的なサルベージ、大型沈没船の補助的なサルベージ、貨物(特に危険物)の荷揚げ、船内の油抜き取り、現場作業員の生活支援などが想定されているという。作業場所の水深や海底土質によっては制限があるものの、船体をジャッキアップすることで波浪による動揺が無い状態で作業を効率的におこなうことができる。
新造SEP起重機船は、2027年6月30日までに引き渡しがおこなわれる予定。



















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