台湾の「Rui-Li 1」でAsia Cementが協力協定締結

台湾の「Rui-Li 1」でAsia Cementが協力協定締結 洋上風力発電
スポンサーリンク

台湾の「Rui-Li 1」でAsia Cementが協力協定締結

出典:IX Renewables

2025年10月29日、IX RenewablesはAsia Cement Corporationと台湾の浮体式洋上風力発電実証プロジェクト「Rui-Li 1(瑞立1)」に関する協力協定を締結したと発表。

浮体式洋上風力実証プロジェクト「Rui-Li 1」は、台湾北西部に位置する新竹県沖の水深70m~95mという海域に15MWの浮体式風力タービン12基を設置する計画で総発電容量180MW。プロジェクトは、IX Renewablesが主導しており、国際パートナーとしてGF Corporation(株式会社GF)、Hexicon、SNOW BVが参画。GF Corporationは日本の企業。

IX Renewablesは発表記事の中で、Asia Cement Corporationがスポンサーとして参加したことは台湾の国内産業にとって意義深い一歩であり、浮体式風力発電開発における実用的かつ地域に根ざしたアプローチを促進するものだと述べています。

日本の企業 GF Corporation(株式会社GF)について

1974年に藤崎電機工業所を設立、2019年に藤崎電機株式会社と株式会社ガイアパワーが合併して社名を現在の株式会社GFに変更。太陽光発電、風力発電という再生可能エネルギー事業で豊富な経験を持ち、開発から設計、建設そしてO&M(運用・保守)まで全プロセスに一貫して関わることができるという。

2024年6月、GFはIX Renewablesと戦略的パートナーシップを締結。そして、台湾初浮体式洋上風力発電プロジェクト「Project Ketagalan Virtue」の実証プロジェクト「Rui-Li 1(瑞立1)」開発建設に向けて、共同で推進することに合意したことを発表。

台湾の実証プロジェクト「Rui-Li 1」参画は、GFにとって日本国外で初めての取り組み。プレスリリースでは参画の経緯として、自然エネルギーの普及により持続可能な社会を実現するという自社のミッションに合致したためだと述べています。

GFの自社ウェブサイト掲載情報によると、現在の藤崎 耕治 代表取締役は大学卒業後に大林組へ在籍していたという経歴があるそうです。そして、大林組在籍時にMITへ留学し、システムダイナミックスとスターマン博士に出会ったと書かれている。その出会いが地球環境について考える機会となり、土木技術者として自然と向き合い、地球温暖化への危機意識が高まったという。その後、1997年藤崎電機に入社。2011年GF(旧社名:ガイアパワー)を設立創業以来、環境問題解決に向けて、事業全般を牽引。

スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました