スウェーデンの浮体式洋上風力で漁業養殖との組み合わせを検討
Nytt samarbete kan möjliggöra fiskodlingar i vindkraftsparken Mareld
(新たなコラボレーションにより、Mareld風力発電所での養殖が可能に)
https://www.mynewsdesk.com/se/freja-offshore-ab/pressreleases/nytt-samarbete-kan-moejliggoera-fiskodlingar-i-vindkraftsparken-mareld-3308369
HexiconとMainstream Renewable Powerの合弁会社であるFreja Offshoreは、開発計画を進めている「Mareld floating offshore wind farm」において、ノルウェーのSubfarmと協力し、洋上風力設置エリア内で漁業養殖場の設置に関する検討を開始したと発表。両社は電力生産と漁業をどのように組み合わせることができるか、詳しく検討するプロジェクトで協力する予定だという。
Freja OffshoreとSubfarmの洋上風力発電所内で漁業養殖を可能にするという開発プロジェクトには、リューセヒール市、デンマークの研究機関DHI(Danish Hydraulic Institute:デンマーク水理研究所)、ノルウェーの産業クラスターであるBlue Maritime Clusterも参加している。
Freja OffshoreのCEO Magnus Hallman氏は、水産物と洋上風力発電をスウェーデンが将来さらに必要とする2つの産業であるとした上で、これら2つの要素を組み合わせる方法を見つけたいと述べています。
Freja Offshoreは、昨年の2023年4月18日にスウェーデン経済水域法(Swedish Economic Zone Act)に基づき最大2.5GWの発電容量がある「Mareld floating offshore wind farm」の計画申請を提出。設置位置はノルウェーとデンマークの国境に近い、スウェーデンのリューセヒール(Lysekil)から西へ40km沖合。
Freja Offshore applies for permit for floating offshore wind farm on the west coast of Sweden
(Freja Offshore、スウェーデン西海岸の浮体式洋上風力発電所の許可を申請)
https://www.mynewsdesk.com/se/freja-offshore-ab/pressreleases/nytt-samarbete-kan-moejliggoera-fiskodlingar-i-vindkraftsparken-mareld-3308369
「Mareld floating offshore wind farm」
養殖時は水深50~70mまでケージを降下
Freja Offshoreのプレスリリースによると、漁業養殖場は浮体式洋上風力タービンの間に配置され、独自の固定システムで係留されるという。ケージを水深50~70mまで降下させて養殖をおこない、検査や収穫時には水面まで引き上げて作業し、収穫後は船で陸上へ運ぶ。システム全体は陸上施設から制御できるそうです。
Subfarmは2018年から洋上風力発電所の設置エリア内で漁業養殖を可能にするソリューションの開発に取り組んでいるという。
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