ノルウェーの浮体式洋上風力GoliatVINDにエネオスRE参画
2024年9月18日、ENEOSリニューアブル・エナジーはノルウェーの浮体式洋上風力発電事業であるGoliatVINDをおこなう事業会社の株式のうち20%を購入する契約を締結し、事業への参画を発表しました。
浮体式洋上風力発電事業「GoliatVIND」は、ノルウェー北部のハンメルフェストから北西へ約95kmのバレンツ海、水深300~400mの海域で15MWの風力タービンを搭載した浮体式洋上風車5基を設置する計画。総発電容量は75MW、設置場所から5~11km離れた位置には海洋油田Goliatがあり、発電した電力はGoliat FPSOを介して既設の送電ケーブルを利用し、陸上へ供給される予定。
浮体基礎には、Odfjell Oceanwind製のセミサブ型浮体式風力基礎「Deepsea Star」を採用。
運転開始時期については、これまでの発表だと2027年中となっていましたが、今回発表されたENEOSリニューアブル・エナジーのプレスリリースでは2028年の商用運転を目指して開発を進めていると述べられています。
2023年12月には、日本の関西電力(KEPCO,The Kansai Electric Power Company)が浮体式洋上風力発電事業「GoliatVIND」への参画を発表しています。
出資比率
- Source Galileo(40%)
- Odfjell Oceanwind(20%)
- 関西電力グループ(20%)
- ENEOSリニューアブル・エナジー(20%)
浮体式洋上風力発電実証事業「GoliatVIND」の概要

「ゴリアテヴィンド(GoliatVIND)浮体式洋上風力発電実証事業」の概要
- 設置位置:ノルウェー ハンメルフェストから北西へ約95kmのバレンツ海(海洋油田Goliatから5~11km)、最大水深300~400m
- 発電容量:15MW×5基=75MW
- 風車基礎:浮体式、Deepsea Star(セミサブ型)
- 送電網:Goliat FPSOを介して既設送電ケーブルを使用
- 運転開始:2028年(予定)
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