台湾の雲林洋上風力でTPを含む80基の基礎設置完了

台湾の雲林洋上風力でTPを含む80基の基礎設置完了 洋上風力発電
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台湾の雲林洋上風力でTPを含む80基の基礎設置完了

出典:Yunneng Wind Power
Yunneng Wind Powerのプレスリリース【2024年8月23日掲載】

640MW雲林離岸風場 80座水下基礎全數安裝完成

(640MW雲林洋上風力発電所の水中基礎80基すべてが設置された)

出典:https://owf-yunlin.tw/640mw%e9%9b%b2%e6%9e%97%e9%9b%a2%e5%b2%b8%e9%a2%a8%e5%a0%b4-80%e5%ba%a7%e6%b0%b4%e4%b8%8b%e5%9f%ba%e7%a4%8e%e5%85%a8%e6%95%b8%e5%ae%89%e8%a3%9d%e5%ae%8c%e6%88%90/

2024年8月23日、台湾で雲林洋上風力発電所(Yunlin offshore wind farm)の建設を進めるYunneng Wind Powerは、モノパイルおよびトランジションピース(TP)80基の設置を完了したと発表。

現時点で80基の風力タービンのうち68基が設置され、52基は送電を開始。加えて、アレイ間ケーブルは56本(全数69本)の設置が完了しているという。

2024年に入ってから急激に施工進捗を伸ばしており、2024年末に向けたすべての設置作業完了という目標に向けて、最終段階に入っているようです。

項目設計数量設置済
2023年末時点
設置済
2024年5月発表
設置済
2024年7月発表
設置済
2024年8月発表
残数量進捗率
モノパイル80基45基56基80基80基完了100%
トランジションピース80基不明53基72基80基完了100%
風力タービン80基34基36基55基68基12基85%
アレイ間ケーブル69本26本28本42本56本13本81%
エクスポートケーブル12本不明12本12本12本完了100%

清水建設のSEP起重機船「BLUE WIND」が2024年から設置作業に参加

Fred. Olsen Windcarrierとモノパイル輸送・設置について契約を締結した清水建設は2024年から雲林洋上風力発電所の施工に加わっています。2024年7月にモノパイル80基の設置作業は完了していますが、SEP起重機船「BLUE WIND」は台湾の台中港に停泊したまま。艤装解除などをおこなっているのかもしれませんが、引き続き台湾で別の現場で施工を実施する可能性もありそう。

雲林洋上風力発電所

名称雲林洋上風力発電所(Yunlin offshore wind farm)
設置位置台湾 雲林県沖 8~17km
水深7~35m
発電容量640MW
基礎構造着床式、モノパイル
タービンメーカーSiemens Gamesa
風力タービン8MW「SG 8.0-167」
設置基数80基
運転開始2024年
事業者Yunneng Wind Power Co. Ltd.(允能風力発電股份有限公司)
Yunneng Wind Power Co. Ltd.(允能風力発電股份有限公司)出資・参画企業
  • Skyborn Renewables(25%)
  • TotalEnergies(23%)
  • Electricity Generating Public Company(25%)
  • 双日、JXTGエネルギー、中国電力、中電工、四国電力のコンソーシアム(27%)
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