5,000トン吊り起重機船「三航翔安」のジブ取付完了

5,000トン吊り起重機船「三航翔安」のジブ取付完了 起重機船、クレーン船
スポンサーリンク

5,000トン吊り起重機船「三航翔安」のジブ取付完了

2024年6月4日、中交第三航務工程局有限公司(CCCC Third Harbour Engineering)向けに建造している5,000トン吊りジブ固定式起重機船「三航翔安」(San Hang Xiang An)のジブ取付が完了。

先日、台船に積み込まれたジブを進水した船体の前に配置して取付作業を実施。台船積み込み時はジブ長さ167m、総重量約3,100トンと報じられていましたが、取付時のニュース記事では長さ172m、幅38m、重量2,440トンと報じられていました。ジブ長さの違いは意味不明ですが、660トンの重量差は台船上でジブを支えているSPMTと架台の重量だと思われる。

船体とジブ付根を固定するフートピンは、1本当たり約18トン。台船上に積まれた重量2,440トンあるジブの位置を微調整しながら18トンのピンを差し込む作業は想像しただけでも大変そう。

今後は、ジブの起伏ワイヤーや各フックブロックのワイヤーを通すワイヤーリービングの段階に移行するという。

DPS搭載5,000トン吊りジブ固定式起重機船「三航翔安」

起重機船「三航翔安」の船体寸法は長さ178m、幅48m、深さ13.5m。最大吊り上げ能力5,000トンのクレーンは、2,500トン吊りのフックブロックを2基搭載。ジブ先端に取り付けられる補助フックは1,200トン吊り。それぞれ甲板上からの揚程はメインフック最大133m、補助フック最大150m。

船名三航翔安
クレーン能力5,000トン
揚程主フック:133m
補フック:150m
長さ178m
48m
深さ13.5m
スラスターバウ 3,000kW×2(船首)
アジマス 2,500kW×3(船尾)
DPSDP-1
スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました