大阪の造船所でドック中の「第五天翔丸」爆発事故、7人病院搬送
2024年6月6日14時25分頃、大阪市西成区にある新来島サノヤス造船 大阪製造所のドック中だったタグボート「第五天翔丸」船内で爆発による火災が発生。火はおよそ30分後にほぼ消し止められましたが、船のエンジン2基などが焼けたほか、7人がケガをして病院に搬送されたという。搬送された7人は全員意識がある状態。
事故当時、船では溶接作業のほかに灯油を含んだ布のようなものでエンジンの汚れをふき取る作業などがおこなわれていたそうです。事故原因などについては、警察と消防が詳しい状況を調べている。
引火性の高い液体が揮発して機関室内に充満していたところ、何らかの拍子に溶接火花が引火してしまった可能性が高そう。換気不十分というのが大きな要因のように思いますが、常識的に考えて引火性の高い液体が揮発している近くで溶接作業をするはずがない。なので、想像もしないようなルートで火花が飛んできたということも考えられる。
タグボート「第五天翔丸」は、起重機船の曳航作業で活躍する姿を見かけることが多かっただけに、事故が起きたことは非常に残念。しかし、7人のケガ人は出たものの、命に係わるような状態ではないようなのでひと安心。
隣の船(巡視船「だいせん」)で作業していた男性の話
【動画】
— NHKニュース (@nhk_news) June 6, 2024
大阪 西成区 “船が爆発”通報
7人けがの情報もhttps://t.co/r6dLAYsSZq#nhk_video pic.twitter.com/aadvwFH54M
火事があった船の隣の船で作業していた男性は「けがをしている人はぐったりしていて顔や腕にやけどをしていました。燃えているような火がくすぶっているようなにおいがしました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240606/k10014472691000.html
事故を報じるニュースでは、「第五天翔丸」の隣の船で作業していた男性の話が掲載されていました。ニュース映像やAIS情報から「第五天翔丸」の横のドックにいる船は海上保安庁の巡視船「だいせん」。
隣の船で作業していたというインタビューに応じた男性は巡視船「だいせん」乗組員の方である可能性もゼロではありませんが、ドック中なので造船所の方でしょうね。造船所の中には簡単に入れないと思いますけど、どうやってインタビューしてるんだろう。
第五天翔丸の概要
船名 | 第五天翔丸 |
総トン数 | 239トン |
長さ | 36.75m |
幅 | 9.2m |
建造年 | 2001年10月 |
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