中国で電気推進クルーズ船「東湖之星」建造開始
船名 | 東湖之星 (东湖之星) |
長さ | 26.67m |
幅 | 6.00m |
深さ | 1.60m |
定員 | 58人 |
航行速力 | 15km/h |
航続距離 | 33km |
2023年7月25日、中国の福建省 寧徳市にある福寧船舶重工有限公司でバッテリーに蓄電した電気を動力源として航行する電気推進クルーズ船「東湖之星」の建造が開始されました。寧徳市旅発集団傘下の企業が出資しており、2023年12月に完成・就航予定。
武漢長江船舶設計院により設計された船体は、全長26.67m、幅6m、定員58人。船の大きさからすると小型の遊覧船といった感じ。中国船級協会(CCS,China Classification Society)が認証する内陸河川におけるグリーンシップ規範のレベル3に準じた設計になっているという。
主船体は鋼製ですが、上部構造はアルミニウム合金製。船内に搭載されているバッテリー容量は293.9kWhで、航行速力は最大15km/h、航続距離は33km。推進システムには40kWのアジマスプロペラ2基を搭載。
実際のところ、完成イメージのように船体が眩しいくらいに発光するのかは分かりませんが、デザイン面では美しさと快適さが重視されているという。寧徳市を訪れた観光客が、環境に優しく快適な旅行オプションとして電気推進クルーズ船「東湖之星」を利用するユニークな観光体験を提供し、寧徳市の海洋観光産業に新たな活力を注入したいという狙いがあるそうです。
日本の電気推進船、EV船
大容量バッテリーによる電気を動力源とする電気推進船、EV船の特徴として、航行時に二酸化炭素などの環境汚染につながる廃棄物を出さないゼロ・エミッション船という点がある。
船名 | あさひ | あかり | e-Oshima | Queen Bee M7 |
船種 | 内航タンカー | 内航タンカー | フェリー | 観光旅客船 |
総トン数 | 499トン | 497トン | 340トン | 19トン |
長さ | 62.0m | 62.0m | 35m | 21.38m |
幅 | 10.3m | 10.3m | 9.6m | 5.00m |
推進装置 | 300kW×2 68kW×2 | 300kW×2 68kW×2 | アジマス2基 | 50kW×2 |
バッテリー容量 | 3,480kWh | 3,480kWh | 600kWh | 44kWh×2 |
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