福岡県北九州市沖の海底から爆発物、洋上風力の潜水調査で発見
物騒な話ですが、福岡県北九州市沖の海底から爆発物が発見されたそうです。報道されている情報によると、6月19日午後2時40分ごろに洋上風力発電所の建設工事関係者から「響灘で爆発物らしきものを1個発見した」と、若松海上保安部に通報があったという。
若松海上保安部によると、北九州市若松区の脇田海水浴場から北東に4.2kmの海底に、長さ20cm、直径8cmの爆発物らしきものがあったということです。
爆発物が発見されたエリアは、洋上風力発電所「北九州響灘洋上ウインドファーム」で着床式の洋上風力タービン設置が予定されている場所。4月25日に工事の安全を祈願する起工式が開催されたばかり。
海上保安部発表の情報
第七管区海上保安本部の海上安全情報には、九州北岸、響灘、白島南方周辺に爆発物等存在という緊急情報が発表されています。
令和5年6月2日以降、九州北岸、響灘、福岡県北九州市若松区所在の白島南方周辺において、爆発物等が発見されています。
【位置】
出典:海上保安庁 | 海の安全情報(2023年06月19日 15:50 発表)
- (イ)33-58-15.0N 130-45-07.0E
- (ロ)33-59-32.9N 130-46-36.9E
- (ハ)33-58-32.2N 130-47-18.3E
- (ニ)33-58-17.2N 130-45-04.5E
報道されている情報では、これまでに6月2日と7日に計7個発見され、今回が8個目という事でしたが、海上保安部が発表している発見位置は4箇所。したがって、1箇所に複数の爆発物が発見されているところもあるようです。
海上工事において海底面を掘削する浚渫や杭を打設するような工事で磁気探査による調査を実施することは一般的。調査の目的も今回のような爆発物などの有無を確認するためなので、厄介ごとではありますが、発見されてしまった以上は仕方ない。ただ、今後も続けて発見されるようなことになると頭が痛いですね。
発見された ”爆発物らしきもの” については、6月20日以降に海上自衛隊が調べる予定になっているそうです。
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