世界最大のタワークレーン「R20000-720」
2023年4月20日、中国の大手建設機械メーカー中聯重科(Zoomlion Heavy Industry Science and Technology)は、世界最大のタワークレーン「R20000-720」が生産ラインから出荷されたことを発表した。定格モーメント20,000t・m、最大吊り上げ荷重720トン、最大揚程400m、158件の革新的な科学研究成果と305件の発明特許が組み込まれており、その中には60件を超える主要技術と12件の世界初の技術が含まれているという。
ラインオフセレモニーで使用されていたテストウェイトの重量は900トン。重量900トンの下には ”720×1.25=900t” と書いてあるのが確認できます。
引きの画像だとタワークレーン「R20000-720」の大きさが伝わりづらいですが、一緒に映っている人の大きさと比べるとかなりの大きさであることが分かります。
馬鞍山高速鉄道長江大橋の建設で使用
世界最大のタワークレーン「R20000-720」は、生産ラインから出荷された後、中国の安徽省巣湖市と馬鞍山市を結ぶ高速鉄道の一部である馬鞍山高速鉄道長江大橋の建設に使用される予定。
馬鞍山高速鉄道長江大橋は、全長3,248mの3塔式鋼トラス斜張橋を採用し、2主径間はそれぞれ1,120mで完成すると世界最長の斜張橋になる。
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