☑【Googleニュース】でも最新記事をチェック出来るよ!

悪天候で延期されていた起重機船「海翔」による出島架橋の作業再開

悪天候で延期されていた起重機船「海翔」による出島架橋の作業再開 起重機船、クレーン船
スポンサーリンク

起重機船「海翔」による出島側 側径間架設作業

来年2024年12月の完成を目指して建設が進められている宮城県女川町の離島 出島と本土を結ぶ「出島架橋いずしまかきょう」で日本最大の4,100トン吊り起重機船「海翔」(寄神建設所有 本社:兵庫県神戸市)による2回目の架設作業がおこなわれました。架設作業では、出島側 側径間のアーチ部分と橋桁部分を設置。

2023年11月3日、架設前日に女川港の石浜ヤード前で吊り上げ作業がおこなわれ、翌日の11月4日に出島側の架設場所へ設置。前回おこなわれた本土側 側径間の架設作業は10月25日に架設完了し、その後、気象・海象状況により作業予定の延期が続いていました。実に、1回目の架設から10日後に2回目の架設作業を実施。

大型起重機船には陸上クレーンに無い大きな吊り上げ能力と海上を吊り運搬することが出来るというメリットがある反面、海に浮いた状態の施工機械であるため気象・海象による影響を受けやすいというデメリットがあります。そして、架設場所は太平洋のうねりが入ってくるという厳しい施工環境、さらに橋梁架設作業という精度が求められる繊細な施工条件が重なり、慎重な天候判断がおこなわれていることが想像できる。

最終となる中央径間架設作業の予定日は現在のところ未定。工事関係者や地元住民の方だけではなく、LIVE配信を楽しみに待っている人や日本全国で注目している人々の期待を背負って有終の美を飾ってくれることを期待しています。

架設位置架設予定
 本土側側径間  10月25日 架設完了 
出島側側径間11月4日 架設完了
中央径間未定
出島架橋の架設予定および実績

リンク先 女川町ホームページ | 出島架橋事業

LIVE配信予定の女川町公式チャンネル https://www.youtube.com/@user-lh7lt2dg2j

スポンサーリンク

出島側 側径間架設作業の様子

11月3日の出島側 側径間 吊り上げ(架設前日)
11月3日の出島側 側径間 吊り上げ後に沖へ移動(架設前日)
11月4日の出島側 側径間 架設作業

「出島架橋」に関するこれまでの記事

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

スポンサーリンク
SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました