隠岐諸島沖の日本海で韓国漁船が火災転覆、乗組員9人は全員無事
2024年2月6日午前4時30分頃、隠岐諸島沖の日本海で操業していた韓国のかにかご漁船「BOBAE」で火災が発生したと韓国東海救助調整本部(RCC,Rescue Coordination Centre)から第八管区海上保安部に救助を要請する通報があった。漁船は日韓漁業協定の暫定水域内で操業中だったという。
韓国漁船「BOBAE」で発生した火災は韓国警備艇の放水により消火されましたが、約6時間後に船体は転覆。転覆して間もない段階では油の流出は無く、韓国漁船の乗組員9人も救助されて無事。韓国側は曳航する準備を進めているという。
日韓漁業協定の暫定水域とは?
1998年11月28日「漁業に関する日本国と大韓民国との間の協定」に署名。1996年に発効した国連海洋法条約の趣旨を踏まえて、排他的経済水域(EEZ)を設定。自国のEEZ内では、操業条件を決め、違法操業の取り締まりに関する権限をそれぞれ有することとした上で竹島に関しては、日韓双方が領有権を主張したことから、竹島をないものとした海域の中間線付近に暫定水域を設置。両国がそれぞれのルールに従い操業するとともに、日韓漁業共同委員会を設置し、操業条件や資源保護を協議、勧告することとされた。
出典:日韓漁業協定 – Wikipedia
領海、EEZなどの範囲
領海等に関する用語の範囲
- 領海:基線から12海里(22.224km)
- 接続水域:基線から24海里(44.448km)
- 排他的経済水域(EEZ):基線から200海里(370.4km)
- 公海:領海、排他的経済水域に含まれない海洋のすべての部分。すべての国に開放され、すべての国が航行,上空飛行、漁獲、海洋の科学的調査など公海の自由を享受する
【動画】韓国漁船「BOBAE」の火災、消火活動の様子
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