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飽和潜水機材を積んだ作業台船「海進」が網走港に到着

事件・事故
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19日から作業の予定

 2022年5月10日に北九州市の門司港を出港した作業台船「海進」と曳船「早潮丸」が5月17日9時頃網走港に到着

 まるまる1週間。長距離の回航お疲れさまでした。

 順調に準備が進めば、5月18日夕方には網走港を出港し、知床半島沖の現場海域へ向かうらしい。そして、5月19日朝から行方不明者が取り残されていないか船内の捜索を始め、2日間で終了する見込み。その後、引き揚げに向けた準備を進めるそうです。

 「KAZU1」の船体はそこまで大きくないので、飽和潜水による行方不明者の船内捜索は順調にいけば時間かからないのかもしれませんね。2次災害が無いよう慎重に。

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数日間の天候は?

 明日の夕方から知床半島沖の現場海域へ向かうということは、そのまま「海進」で現場に停泊するということになりますね。少し心配。というのも「KAZU1」が沈没事故を起こした日のように、現場海域は急激に時化る可能性があります。

 下の画像は「KAZU1」が事故を起こした日の紋別(南)の波高実績。朝は波高20㎝程度だったのが、昼過ぎのピーク時は2m近い波高に激変。数値は有義波高なので現場では3m近い波も稀にあったかもしれません。実測地点が紋別(南)で知床半島より西に位置しており数時間のタイムラグがあると思うので何とも言えませんが。

4月23日 紋別(南) 有義波実況(出典:全国港湾海洋波浪情報網(ナウファス))

 数日間の天気予報を確認。

 今のところ予報は穏やかですね。21日(土)の午後にオホーツク海側へ低気圧が近づく影響で南寄りの風が強くなるような予報が出てますが、事故の時とは風向きが違うのでそこまで波高が上がる予報はでていません。

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網走港と知床半島の位置関係

 網走港と知床半島の位置関係を確認。

 網走港と知床半島は少し距離があります。5月18日夕方に網走港を出港すると現場到着は約7時間後なので深夜ですね。

 ウトロ漁港の方が断然近いんですが、少し規模が小さいような感じ。「海進」が入れないわけでは無さそうなので避難港としては使用出来そう。

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