中国の上海振華重工で建造中の4,000トン吊りクレーン船「龙圣1」(long sheng 1)の船体部分が完成。建造価格は6億8000万元(約140億円)。
4,000トン吊りクレーン船「龙圣1」(long sheng 1)
中国の江蘇省 南通市にある上海振華重工で2021年11月22日に建造を開始。予定では8月26日に進水。完成予定は2023年前半。
建造価格は建造価格は6億8000万元(約140億円)。
完成後は洋上風力発電プロジェクトで使用される予定。
船体寸法など概要
記事を見る限り非自航式のクレーン船。ただ、メインフックの揚程が120m以上あり、中国国内の5,000トン吊りクラスのクレーン船の中では最も揚程が大きい。
将来的には15MWクラスの洋上風車建設にも適応可能という記事も見られたので、ブームの延長が可能なのかも。設置条件によって高さは変わるかもしれませんが、VestasのV236-15.0 MWでも設置には揚程140mは必要なので現況の120mで設置できるのは10MW未満ですかね。
“大国重器”又一重点项目!振华启东海工4000吨全回转起重船全船贯通
(「大国」のもう一つの重要なプロジェクト! Zhenhua QidongOffshoreEngineeringの4,000トンの旋回クレーン船が完全に接続されています)
sohu.com
船名 | 龙圣1 (long sheng 1) |
吊上能力 | 固定 4,000トン吊り 旋回 3,000トン吊り |
長さ | 182m |
幅 | 49m |
深さ | 15m |
建造年 | 2023年前半(予定) |
建造場所 | 上海振華重工啓東海洋工程股彬有限公司 |
所有会社 | 江苏神龙海洋工程集团有限公司 |
建造の様子
5,000トン吊り起重機船「新振浮7」によるクレーンタブの設置。重量は1,000トン。
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