20MWの洋上風車設置が可能、SEP船設計発表
アメリカに本拠を置くFriede & Goldmanは、ノルウェーのOIM Windとともに新型SEP船「FO-146」の設計を発表しました。Friede & GoldmanがLinkedInへ投稿した情報によると、船体寸法は明らかにされていませんが、主な特長は以下の通り。
新型SEP船「FO-146」設計の主な特長
- 地組したタワーを含む18MW×5基または20MW×4基のタービン部材を積込可能
- 最大作業水深80m
- 最大吊り上げ能力3,200トンのLEC(leg encircling crane)
Friede & Goldmanによると、新型SEP船「FO-146」は業界の大きな関心を集める設計となっており、需要の高まりに対応するため既に2隻の建造計画が進行中だという。
新型SEP船「FO-146」紹介動画
LinkedInへの投稿ではイメージ動画が公開されており、その中で揚程や甲板上の貨物スペースなどが明らかにされています。特にこれまで建造されているSEP船と比べて目新しい点は見つけることが出来ませんでしたが、強いて言えばメインクレーン以外に搭載されている補助クレーンの配置が「CP-16001」に似ているなと感じました。中国のSEP船のように大きな補助クレーンを搭載するよりも小さなものをいくつか配置する方が効率的なのかもしれません。
クレーン能力 | 3,200トン |
揚程 | 209m |
甲板スペース | 6,200m2 |
作業水深 | 80m |
エンジン | 代替燃料 |

出典:Friede & Goldman
新型SEP船「FO-146」イメージ動画
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