千葉県鋸南町で貨物船「第三おりいぶ」座礁、乗組員4人をヘリで救助

千葉県鋸南町で貨物船「第三おりいぶ」座礁、乗組員4人をヘリで救助 国内ニュース
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千葉県鋸南町で貨物船「第三おりいぶ」座礁、乗組員4人をヘリで救助

2024年11月20日、千葉県安房郡あわぐん 鋸南町きょなんまち沿岸の東京湾にある浮島に貨物船「第三おりいぶ」が座礁する事故発生。

報道情報によると、11月20日午前8時半ごろに千葉県鋸南町の沖合を航行していた貨物船「第三おりいぶ」から「発電機の冷却水ポンプに不具合があり運航できない。自力での復旧は難しい」との通報。その後、船は漂流して午前11時半ごろに千葉県鋸南町の沖合にある浮島の浅瀬に乗り上げたという。

貨物船「第三おりいぶ」には乗組員4人が乗船していましたが、いずれもけがはなく、今のところ浸水や燃料漏れも確認されていない。乗組員4人はヘリコプターで救助され、20日午後4時50分に救助は完了したそうです。

事故当時、豊橋から船橋へ向かって航行していた

AIS情報によると、貨物船「第三おりいぶ」は座礁事故が起きる前日の11月19日午後1時30分ごろに愛知県の豊橋を出発し、東京都の船橋へ向かっていました。

MarineTrafficのサイト上で確認できるAISの航跡は、11月20日午前8時54分までとなっており、速力は1.0ノット、座礁した浮島から北西へ約2海里(約3.7km)という位置。そこから漂流しておよそ2時間30分後に座礁したことを考えると、何か対策手段を講じることが出来たのではないかとも思える。

トラブルの影響で投錨することが出来なかった可能性もありますが、常日頃から航行ルート周辺の水深や海底埋設物位置の把握など、さまざまな場面を想定した準備を心掛けていないと突発的なトラブルに対応することは難しいのかもしれません。

貨物船「第三おりいぶ」

船名第三おりいぶ
総トン数499トン
載貨重量トン1,600トン
長さ74.5m
12m
深さ7.46m
建造年2006年6月
貨物船「第三おりいぶ」
出典:MarineTraffic | kenro oshita
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