米ボルティモア橋崩落で暫定スケジュール発表、航路全面再開は5月末

米ボルティモア橋崩落で暫定スケジュール発表、航路全面再開は5月末 事件・事故
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米ボルティモア橋崩落で暫定スケジュール発表、航路全面再開は5月末

2024年4月4日、USACE(United States Army Corps of Engineers:アメリカ陸軍工兵隊)はメリーランド州ボルティモアに架かるフランシス・スコット・キー橋の崩落事故により閉鎖されている航路について、暫定スケジュールを発表しました。

航路全面再開に向けた暫定スケジュールは段階的なステップを踏むものになっており、まず最初に今後4週間以内、つまり4月末までに幅280フィート(85.34m)、深さ35フィート(10.67m)の限定的な航路を開設。そして、5月末までに幅700フィート(213.36m)、深さ50フィート(15.24m)の恒久的な航路を全面再開する予定。

4月末までに開設を目指す第1段階の航路によって、バージタイプのコンテナ輸送船や自動車・農業機械などを輸送する一部のRo-Ro船が通航可能になる。但し、同時に双方向から通航できる程の航路幅は無いため、一方向からの通航を切り替えながら運用するという。

これまでに開設されている臨時航路2つは3~4mの水深制限

4月2日までにコンテナ船「DALI」の北東側と南西側に暫定の臨時航路が設定されていますが、航路の水深は11フィート(3.35m)と14フィート(4.27m)に制限されているため、大型船は通航することが出来ない状態。

4月末開設予定の航路は南西側の臨時航路を浚渫?

航路水深高さ
Sollers Point Channel264ft(80.47m)11ft(3.35m)95ft(28.96m)
Hawkins Point Channel280ft(85.34m)14ft(4.27m)124ft(37.80m)
4月末開設予定の航路280ft(85.34m)35ft(10.67m)
5月末開設予定の航路700ft(213.36m)50ft(15.24m)

こうして表にしてみると、4月2日に開設した臨時航路のHawkins Point Channelと4月末に開設予定の航路は同じ航路幅になっているのが分かります。

コンテナ船「DALI」を覆う橋桁撤去と並行して航路開設作業を進めることを考えると、4月末に開設予定の航路は南西側のHawkins Point Channelを浚渫して水深を確保するつもりなのかもしれません。仮にもしそうだとすると、浚渫する航路からコンテナ船「DALI」までの距離は400m程度しか離れていないため、潮流や風向によっては水中の濁りが到達する可能性があり、潜水作業をおこなうダイバーにとって不利な作業環境となることが予想される。

以前から視界の悪い水中作業は人的リスクが高くなるため、潜水士による水中切断を伴わない方法で撤去を進める作業船の動員について言及がありましたが、浚渫による濁りの問題も潜水士の水中切断が無いなら解決しそう。

どのような方法で崩落した橋桁撤去を進めるのか気になります。

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