フランスを本拠とする世界規模のホテルチェーン、アコー(Accor)傘下のオリエントエクスプレス(Orient Express)が2隻の大型クルーズ帆船の建造に関して、アトランティーク造船所との意向書に署名。正式な建造契約は数週間以内に行われると見られており、1隻目は2026年3月、2隻目は2027年9月に引き渡し予定。
世界最大 全長220mの超豪華大型クルーズ帆船建造
2023年1月12日、フランスを本拠とし世界規模でホテルチェーンを展開するアコー (Accor)のグループ会社オリエントエクスプレス(Orient Express)は、同じくフランスのアトランティーク造船所(Chantiers de l’Atlantique)と2隻の大型クルーズ帆船の建造に関して意向書に署名したことを発表。1隻目の「Orient Express Silenseas」は2026年3月に、2隻目は2027年9月に引き渡しされる予定。
船内には54室のスイートルームを設置
全長220mの「Orient Express Silenseas」には、1,415m2のプレジデンシャルスイート(530m2のプライベートテラス有り)を含む、54室のスイートルーム(平均70m2)が設置される予定。さらに、船内にはプール2箇所、レストラン2軒、バーラウンジ、円形劇場なども設置される。
帆装とLNGのハイブリッド推進
最大の特徴である帆装には「SolidSail」と呼ばれる革新的な技術を採用しており、高さ100m以上の3つのマストには、それぞれ1,500m2の表面積を持つ剛性帆が吊り上げられ、気象条件によっては帆が受ける風の力だけで100%の推進力を発揮するという。
帆装による風力と液化天然ガス(LNG)で稼働する最先端のエンジンを組み合わせたハイブリッド推進方式を採用し、地球環境への対策も施されている。
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