ディズニーの新造クルーズ船「Disney Destiny」起工式

ディズニーの新造クルーズ船「Disney Destiny」起工式

2024年3月20日、ドイツのマイヤー・ヴェルフト造船所（Meyer Werft）でDisney Cruise LineのWish-class3番船となるクルーズ船「Disney Destiny」の起工式（Keel Laying Ceremony：キール敷設式）がおこなわれました。2025年に就航予定。

起工式で設置がおこなわれたキールブロックは長さ14ｍ、幅38.9ｍ、高さ6.3ｍ。伝統的な作法にのっとってキールブロックの下には幸運のコインが置かれました。コインに描かれているのはマントを身にまとい、片方のこぶしを突き上げてヒーローポーズをとるミニーマウス。

デザインテーマは ”Heroes and Villains”（ヒーローと悪役）

「Disney Destiny」のデザインテーマは今までにない”Heroes and Villains”（ヒーローと悪役）。愛されているディズニーの物語、キャラクター、テーマパークのアトラクションを基にデザインされるという。

新しいクルーズ船を開発するにあたりDisney Cruise LineとWalt Disney Imagineeringチームは、ディズニーのすべての物語からインスピレーションを得たといい、乗船したゲストは航海中の船上で空間、体験、エンターテイメントを通して人気のディズニー物語「ライオン・キング」、「ヘラクレス」、「百匹わんちゃん」の登場人物など、ヒーローや悪役に出会うことになると説明しています。

マイヤー・ヴェルフト造船所では郵船クルーズの「飛鳥Ⅲ」も建造中

船名	飛鳥Ⅱ	飛鳥Ⅲ
総トン数	50,444トン	52,200トン
長さ	240.9ｍ	230.2ｍ
幅	29.6ｍ	29.8ｍ
客室数	436室	385室
乗客定員	872名	約740名
乗組員数	約490名	約470名
最大速力	21ノット	20ノット
建造年	1990年	2025年

クルーズ船「Disney Destiny」起工式の後ろに見えているクルーズ船は、同じマイヤー・ヴェルフト造船所で建造中のWish-class2番船「Disney Treasure」。こちらは2024年12月に処女航海が予定されています。

他にもマイヤー・ヴェルフト造船所では、郵船クルーズのクルーズ船「飛鳥Ⅲ」（アスカスリー）を建造中。

「飛鳥Ⅲ」は2023年9月に建造が開始され、12月にはKeel Laying Ceremonyがおこなわれました。順調に建造が進むと来年春に進水、2025年夏頃に日本で就航が予定されています。

「飛鳥Ⅱ」世界一周クルーズでマイヤー・ヴェルフト造船所見学ツアー

2024年4月5日横浜発の「飛鳥Ⅱ」世界一周クルーズの中で建造中の「飛鳥Ⅲ」見学ツアーを実施予定。なかなか面白い企画ですよね。

飛鳥クルーズのウェブサイトで入出港時間および寄港地のスケジュールが一部変更（2024年3月26日掲載）になったと公表されていますが、ドイツ周辺での変更は無いためマイヤー・ヴェルフト造船所見学ツアーは予定通り実施されると思われる。

飛鳥クルーズはスケジュールの一部変更について、「飛鳥Ⅱ」主発電機（エンジン）で一部不具合が生じている事を確認し、修繕の対応を進めた上での結果と説明しています。実際のところ不具合は生じているのかもしれませんが、スケジュール変更部分を見る限り、スエズ運河を通航しないルートにしたというのが最も大きな理由のように見えます。変更理由にスエズ運河の件を挙げなかったのは、乗船する方々へ不要な心配をかけない配慮なのかもしれません。

Meyer Werftで建造中のクルーズ船「飛鳥Ⅲ」と「Disney Treasure」

新造クルーズ船「飛鳥Ⅲ」船名発表、2025年夏頃に日本就航予定

2023年9月14日、日本郵船グループの郵船クルーズは、新しいクルーズ船の船名「飛鳥Ⅲ」を発表し、2025年の夏に就航することを明らかにしました。船籍港は横浜。「飛鳥Ⅲ」就航後も「飛鳥Ⅱ」は引き続き就航し、2隻体制での運航になるという。

crane1000.com

2023.09.16

ドイツで新クルーズ船「Disney Treasure」の起工式

ドイツの Meyer Werft Shipyard で Disney Cruise Line 6隻目となる新クルーズ船「Disney Treasure」の起工式が行われました。2024年に就航予定。

crane1000.com

2023.04.04

Disney Cruise Lineのクルーズ船ラインナップ