カナリア諸島沖で「ONE Continuity」のコンテナ倒壊

カナリア諸島沖で「ONE Continuity」のコンテナ倒壊 事件・事故
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カナリア諸島沖で「ONE Continuity」のコンテナ倒壊

アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にあるカナリア諸島沖を航行していたコンテナ船「ONE Continuity」で悪天候により積荷のコンテナが倒壊し、一部海上に流出する事故が発生。

コンテナ船「ONE Continuity」は東京、シンガポール、ロッテルダム、ハンブルク、ル・アーヴルなどを経由するFP1と呼ばれる航路で輸送をおこなっており、事故当時はフランスのル・アーブルを出港してシンガポールへ向かっていた。

AIS情報を見ると、12月8日(グラン・カナリア島の現地時間:UTC+0)の時点では順調に航行していたようですが、日付が変わった12月9日03時39分に速力は10ノット以下になり、12月9日09時ごろにはほぼ停止している状態に。どの段階で積荷のコンテナが倒壊したのは不明。その後、コンテナ船「ONE Continuity」は航海を一時中止し、12月10日08時ごろ、グラン・カナリア島のラス・パルマスへ入港。

報道されている情報によると、「ONE Continuity」に積まれていたコンテナのうちおよそ45個が海上に流出し、倒壊したコンテナの下敷きになっている複数のコンテナが押しつぶされた状態。初期調査の結果、船尾側のコンテナ10列が倒壊しているという。

ラス・パルマス入港の翌日にあたる12月11日、倒壊して不安定になっているコンテナを荷降ろしする作業を開始。

【動画】ドローンによる倒壊状況の確認

【動画】倒壊したコンテナを荷降ろしする作業

倒壊したコンテナを荷降ろしする様子。

最初に見た時は2台の油圧クレーンでコンテナを相吊りして荷降ろししているのかと思いました。しかし、よく見るとコンテナを吊り上げているのは画面左に見える手前のクレーン1台。奥のクレーンは作業員が乗るゴンドラを吊り上げています。

ゴンドラ上からの作業はコンテナへの玉掛けに加えて、固縛材や連結金具を取り除くために溶断する作業などもおこなう必要があるようです。見た目通りのとても危険な作業。

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