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100mのマスト3本を備えた大型クルーズ帆船、2026年完成予定

100mのマスト3本を備えた大型クルーズ帆船、2026年完成予定 船舶
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大型クルーズ帆船「Orient Express Corinthian」

フランスを本拠とし世界規模でホテルチェーンを展開するアコー(Accor)のグループ会社オリエントエクスプレス(Orient Express)がアトランティーク造船所(Chantiers de l’Atlantique)と建造契約を締結している「Orient Express Silenseas」と呼ばれるシリーズ船2隻の大型クルーズ帆船。それぞれ、2026年3月と2027年9月に引き渡しが予定されています。

およそ1ヶ月ほど前にあたる2024年3月28日、フランスのアトランティーク造船所で1隻目にあたる大型クルーズ帆船のSteel Cutting Ceremonyがおこなわれ、建造を開始。同時に1隻目の船名は「Orient Express Corinthian」であることが発表されました。

長さ220mの船体には高さ100m以上のマスト3本を搭載

建造中の大型クルーズ帆船「Orient Express Corinthian」は長さ220m、総トン数22,300トン。船内には広さ平均70m2のスイートルームが54室と900m2のプレジデンシャルスイートがあるほか、2つのレストランやスイミングプール、バーなどが設置されているという。

最大の特徴である帆装に「SolidSail」と呼ばれる革新的な技術を採用しており、高さ100m以上の3つのマストには、それぞれ1,500m2の表面積を持つ剛性帆が吊り上げられ、気象条件によっては帆が受ける風の力だけで100%の推進力を発揮するそうです。

帆装による風力と液化天然ガス(LNG)で稼働する最先端の2元燃料エンジンを組み合わせたハイブリッド推進方式を採用し、地球環境への対策も施されています。

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