COOECが「Inch Cape」向けジャケットとTPを初出荷

COOECが「Inch Cape」向けジャケットとTPを初出荷

2025年12月23日、COOEC Fluor Heavy Industries（CFHI）がスコットランド沖の「Inch Cape Offshore Wind Farm」向けに製造したジャケット3基とトランジションピース（TP）11基が広東省珠海市から初出荷されました。

ジャケットの高さは95.19ｍ、重量は3基で約6,400トン（1基当たり約2,130トン）。トランジションピースは高さ31.73ｍ、最大直径8.31ｍ、壁厚125mm、重量は11基で約7,450トン（1基当たり約680トン）。

「Inch Cape Offshore Wind Farm」は、スコットランドのアンガス海岸から15km沖合の北海にVestas製の15MW風力タービン72基を設置する計画で総発電容量は1.1GW。風力タービン基礎はモノパイル基礎54基、ジャケット基礎18基という2種類の基礎を採用。

COOEC Fluor Heavy Industriesは、ジャケット18基とトランジションピース24基の製造を担当。「Inch Cape Offshore Wind Farm」で風力タービン基礎の製造に関する企業及び製造数量は以下の通り。

輸送をおこなうのは半潜水式運搬船「华洋龙」

「Inch Cape Offshore Wind Farm」向けとなるCFHI初出荷分のジャケット3基とトランジションピース11基を中国からスコットランドへ輸送しているのは、半潜水式運搬船「华洋龙」（HUA YANG LONG）。

半潜水式運搬船「华洋龙」の船体寸法は長さ228.12ｍ、幅43ｍ、深さ13.5ｍ。総トン数45,349トン、載貨重量トン数52,500トン、DP-2の自動船位保持装置（DPS）を搭載しており最大甲板深度は13.5ｍ。2015年12月建造。

「Inch Cape Offshore Wind Farm」の概要

事業者は、エディンバラを拠点として再生可能エネルギープロジェクトをおこなうRed Rock Power とアイルランドの大手エネルギー企業 ESB の合弁会社 Inch Cape Offshore Limited。