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Van Oordのケーブル敷設船「Calypso」引き渡し

Van Oordのケーブル敷設船「Calypso」引き渡し 洋上風力発電
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Van Oordのケーブル敷設船「Calypso」引き渡し

Van Oord の掲載記事【2023年8月29日】

Van Oord’s brand new cable-laying vessel Calypso arrived in The Netherlands

(Van Oord社の真新しいケーブル敷設船Calypsoがオランダに到着)

https://www.vanoord.com/en/updates/van-oords-brand-new-cable-laying-vessel-calypso-arrived-netherlands/

2023年8月29日、Van Oordは「Nexus」に続き2隻目となるケーブル敷設船「Calypso」がオランダに到着し、正式に引き渡しがおこなわれたことを発表しました。

ケーブル敷設船「Calypso」は、2021年11月にルーマニアのVard Tulcea shipyardで起工式(キール敷設)が行われ建造を開始。2022年10月に進水し、船体部分の建造後はノルウェーのVard Brattvaag shipyardに場所を移動してケーブル関連機器などを搭載していました。

9月にはオランダのロッテルダムで洗礼式(christening ceremony)がおこなわれる予定。

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次世代ハイブリッドケーブル敷設船「Calypso」

2本の海底ケーブルを同時に敷設するケーブル敷設船「Calypso」(イメージ図)
出典:Van Oord

「Calypso」は長さ130m、幅28m、ケーブル運搬能力は8,000トン。ケーブルカルーセルは、甲板上に1つと甲板の下にも2つ目が装備されている。効率的に2本の海底ケーブルを敷設することが可能で、主に洋上風力向けプロジェクトでの稼働を想定。さらに船上から操作可能なケーブルトレンチャーも搭載。

そして、「Calypso」の船体は運航中や停泊中の二酸化炭素排出量を削減するために最新の持続可能な技術で設計されている。バイオ燃料の使用に加え、e-fuel(合成燃料)が将来的に使用されることを予測し対応できる柔軟性を持ったエンジンを搭載。そして、大型バッテリーパック、陸上供給接続、最先端のエネルギー管理システムを備えCO2、NOx、SOxの排出量を削減し、よりエネルギー効率の高い船舶になるという。

Van Oordと日本郵船の協業関係

2020年1月、Van Oord の子会社にあたる Van Oord Offshore Wind と日本郵船は、洋上風力発電設備の設置事業の協業について覚書締結を締結していますが、この時の協業範囲に含まれているのはSEP船の共同保有および運航についてだけのようなのでケーブル敷設船は含まれていません。それにしても、覚書締結から3年以上が経過していますが、協業について話は進展しているのでしょうか。

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来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
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SEP起重機船 世界ランキング 2023

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