X1 Windが浮体式洋上風力タービンのプロトタイプを設置

X1 Windが浮体式洋上風力タービンのプロトタイプを設置 洋上風力発電

 X1 Windがカナリア諸島のグラン・カナリア島沖に浮体式洋上風力タービンのプロトタイプ「X30」を設置。

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浮体式洋上風力タービンのプロトタイプ「X30」設置

PLOCANテストサイトへ曳航されるプロトタイプ「X30」
出典:X1Wind

 X1 Windは、アフリカ大陸西側にあるカナリア諸島のグラン・カナリア島沖に浮体式洋上風力タービンのプロトタイプ「X30」を設置。設置された場所は、海岸から約2km沖合にあるPLOCAN(PLATAFORMA OCEANICA DE CANARIAS,カナリア諸島海洋プラットフォーム)テストサイト。

「X30」が設置されたPLOCANテストサイトの位置

 X1 Windの掲載記事によるとプロトタイプ「X30」には、Vestas V29タービン(定格出力225kw)が搭載されており、設置海域の水深は50m。まだまだ規模は小さく、試験的な段階。次のステップである「X1 ACCELERATOR」と呼ばれるプロジェクトに向けて、商用規模にスケールアップするため外洋で技術の実証を行う。

X1 Windの掲載記事

X1 Wind successfully installs floating wind platform in Spain

(X1 Wind がスペインで浮体式風力プラットフォームの設置に成功)

X1 Wind successfully installs floating wind platform in Spain
設置する海域へ曳航される「X30」

 動画で見ても搭載されているタービンは「V29」なので、あまり大きくないです。曳航しているボートもそこまで大きくない。

シングルポイント係留とダウンウィンド方式

 特徴としてPivotBuoyと呼ばれる技術が挙げられる。

 その内容は、TLP(テンションレッグプラットフォーム)を使用した一点係留による浮体係留方法とダウンウィンド方式の風車タービンを組み合わせたもの。

 一般的なTLPによる浮体係留方法だと浮体部分の各支柱をそれぞれ係留しますが、浮体の支柱1本だけを係留することで風向に合わせて回転する構造になっている。そしてダウンウィンド方式の風車タービンと組み合わせることで浮体自体が風向に合わせて回転し、ヨー制御が不要という画期的な仕組み。

将来の展望 X90、X140

 今回設置されたプロトタイプ「X30」はハブ高さが30mでVestas V29タービン(定格出力225kw)を搭載していますが、次の段階として「X1 ACCELERATOR」と呼ばれるプロジェクトで「X90」の設計・認証に取り組んでいる。「X90」はハブ高さが90mで、5~6MWの風車タービンが搭載される予定。

 その後の展望として12~15MWの風車タービンを搭載する「X140」(ハブ高さ140m)の開発を進め段階的にスケールアップしていく予定。

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