Noirmoutier向けとなる最初の風力タービンブレード到着
2024年12月5日、フランスの「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」向けとなる最初の風力タービンブレードが運搬船「ROTRA MARE」に積まれてサン=ナゼール(Saint-Nazaire)に到着しました。
サン=ナゼールに到着した風力タービンブレードは、フランスのル・アーブル(Le Havre)にあるSiemens Gamesaの生産施設から出荷され、岸壁での荷降ろしにはLiebherrの移動式港湾クレーンLHM 600(最大208トン吊り)およびLHM 550(最大154トン吊り)の2台を使用。
画像で確認するのは難しいですが、発表されているプレスリリースによると、運搬船「ROTRA MARE」には長さ81mの風力タービンブレード16枚が積まれているという。
「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」は、フランス西部にあるユー島から11.7km沖合のビスケー湾にSiemens Gamesaの8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」61基を設置する計画で総発電容量は約500MW。
風力タービンの設置は、Jan de Nulの1,500トン吊りSEP起重機船「VOLE AU VENT」で施工する予定となっており、2025年春から開始する計画。
運搬船「ROTRA MARE」
船名 | ROTRA MARE |
総トン数 | 7,702トン |
載貨重量トン | 9,140トン |
長さ | 154m |
幅 | 23m |
船籍 | オランダ |
建造年 | 2009年 |
出典:Amasus Shipping
「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」の概要
「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」は、フランス西部にあるユー島から11.7km沖合のビスケー湾にSiemens Gamesaの8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」61基を設置する計画、総発電容量は約500MW。Ocean Winds、住友商事などを含むコンソーシアムのEMYN(Éoliennes en Mer des Îles d’Yeu et de Noirmoutier)によって開発がおこなわれています。
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