米国初の大規模洋上風力発電所に世界最大風車62基設置

洋上風力発電
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Vineyard Wind 1 project

Vineyard Wind 1 project はアメリカ初の商業ベースでの大規模洋上風力発電所。

2023年に電力供給を開始する予定。

発電容量は13MW×62基=806MW

風車はGEの Haliade-X 。

設置位置はマサチューセッツ州東端のケープコッドの南に位置するマーサズ・ヴィンヤード島沖15マイル。

設置位置

Haliade-X

現在稼働中の世界で最も強力な洋上風力タービン

GEのHaliade-Xは、2019年にロッテルダム港でプロトタイプの発電を開始。

もともとHaliade-Xは発電量が12MWになるように設計されていた。

2020年10月、24時間の発電容量として312MWhという、発電量を達成。

312MWh ÷ 24時間 = 13MW

プロジェクトごとのニーズに応じ、発電量を12〜14MWから選択できるように設計

発電容量12MW
ローター径220m
ブレード長さ107m
全高248m
年間理論発電量
(gross AEP)
68GWh
Haliade-X 12MWの仕様
出典:GENERAL ELECTRIC
gross AEPとは?

各種ロス(保守点検、送電ロス等)を考慮しない年間理論発電量のこと。

AEP=Annual Energy Production の略

設置するSEP起重機船はDEME

先に報告したように、ヴィンヤード・ウィンド1プロジェクトは、ベルギーのグループDEMEオフショアに属する外国旗のジャックアップ風力タービン設置船(WTIV)を設置作業に使用します。ジョーンズ法を遵守するために、FOSS海事の沿岸準拠フィーダー船は、マサチューセッツ州のニューベッドフォード港からWTIV沖合に風力タービンを輸送します。

米国初の本格的な洋上風力発電所は、世界で最も強力な風力タービンの受注を置きます (gcaptain.com)

記事によると、洋上風車の設置にはDEME Offshoreのジャックアップ風力タービン設置船(WTIV)が使用されるようです。

ただし、ジョーンズ法があるので沖合まで「FOSS MARITIME」という企業が部材の運搬をするみたい。

WTIVとは?

Wind Turbine Installation Vessel の略。

洋上風車設置船のこと。SEP起重機船を指すことが多いが限定されるわけでは無い。

DEMEは6隻のSEP起重機船を所有している。

クレーン能力は500t吊~1,500t吊。

船名クレーン能力画像
Innovation 1,500t
Sea Challenger900t
Sea Installer900t
Apollo800t
Neptune600t
Thor500t
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ジョーンズ法(Jones Act)とは?

ジョーンズ法(Jones Act)

アメリカの洋上風車記事でよく見かけていましたが、最近ではコロナやハリケーン等いろいろな事情でジョーンズ法の要件が障害となる事案が多く表れているようです。

ジョーンズ法の概要

ジョーンズ法(Jones Act)とは?

ジョーンズ法(Jones Act)とは米国内の地点間の物品の輸送を行う船舶は米国船籍で、

  1. 米国人配乗
  2. 米国人所有
  3. 米国建造

でなければならない、という法律

自国の内航船を留保する制度は一般的

国内輸送(内航)を自国籍船に留保するカボタージュ(Cabotage)制度は国際慣行として日本を含む多くの国で実施されている。

日本では沿岸輸送について、船舶法第3条の規程に基づき、「法律若しくは条約に別段の定めがあるとき、外国籍船舶は海難若しくは捕獲を避けようとするとき又は国土交通大臣の特許を得たとき以外は、日本国内の港間における貨物又は旅客の沿岸輸送を行なうことが出来ない」とされています。

問題は「米国建造」

米国のジョーンズ・アクトで問題とされるのは他国のカボタージュ制度にはない「国内建造」要件。

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