SEP船「CP-16001」の次は巨大な掘削P船体を運搬

SEP船「CP-16001」の次は巨大な掘削P浮体を運搬 石油プラットフォーム
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半潜水式運搬船「RED ZED I」が掘削プラットフォーム船体を運搬

先日、インドネシアから日本の長崎までSEP船「CP-16001」を運んだ半潜水式運搬船「RED ZED I」が、今度は掘削プラットフォームの船体下部を中国からインドネシアのカリムン島へ運搬しているようです。

半潜水式運搬船「RED ZED I」に積まれた掘削プラットフォームの船体は長さ120.48m、幅91.16m。中国の江蘇省南通市で建造され、2023年9月に進水がおこなわれていました。

「RED ZED I」のAIS情報によると、2023年10月27日に積み込みをおこなった江蘇省南通市を出発し、インドネシアのカリムン島への到着予定は11月7日になっている。

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溶接を含む固縛作業に3日間

巨大な掘削プラットフォームの船体を積み込む為に動員されているタグボートの隻数を見ても作業の難しさがよく分かります。積み込みをおこなうために半潜水式運搬船「RED ZED I」を喫水約19mまで沈めた状態で作業がおこなわれ、甲板深度は約5.6m。掘削プラットフォームの喫水はそれ以下という事になり、上部構造を搭載する前なので意外と足は入っていないようです。

掘削プラットフォームの長さは約120m、それに対して半潜水式運搬船「RED ZED I」の幅は43m。積み込み後は、運搬船の両サイドから約40mオーバーハングした状態。

掘削プラットフォームを半潜水式運搬船「RED ZED I」へ曳航し、積み込み位置に合わせて運搬船を浮上させるという作業に要した時間は26時間。丸一日以上かけて積み込みをおこなったという。

しかし、運搬船の甲板上に置いただけでは運搬中の波浪による揺れに耐えることは出来ない。この後、溶接や固定材を使用した固縛作業がおこなわれ、固縛作業に要した時間は3日間。

 5万トン級の半潜水式重量物運搬船「RED ZED I」

半潜水式重量物運搬船「RED ZED I」
出典:COSCO SHIPPING Heavy Transport

「RED ZED I」は長さ216.71m、幅43m、深さ13.35m、載貨重量トン数はおよそ5万トン、最大で甲板部分を水深13mまで沈めることが出来る半潜水式の運搬船。甲板スペースは、177.3m×43m。船尾側に2つのアイランドがあり、左舷側の小さい方は動かすことが出来ますが、右舷側の方は固定。

「RED ZED I」は中国のCIMC Raffles Offshoreで建造され、2015年に同型船の「RED ZED Ⅱ」と同じ日に引き渡しがおこなわれています。

船名RED ZED I
総トン数37,820トン
載貨重量トン51,969トン
長さ216.71m
43m
深さ13.35m
最大甲板深度13m
建造年2015年
半潜水式重量物運搬船「RED ZED I」
出典:MarineTraffic | Murray Welte
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