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商船三井さんふらわあ、新造LNG燃料フェリー2隻のデザイン発表

商船三井さんふらわあ、新造LNG燃料フェリー2隻のデザイン発表 国内ニュース
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商船三井さんふらわあ、新造LNG燃料フェリー2隻のデザイン発表

商船三井の掲載記事【2024年1月22日掲載】

大洗~苫小牧航路 新造LNG燃料フェリー2隻の船体デザインを決定

(抜粋)本船は『かけがえのない地球と海を守り、受け継いできた伝統と新たに切り開いていく未来を繋ぎながら、人々の暮らしを明るく照らし続けていきます。』をデザインコンセプトに掲げています。環境に優しいLNG燃料を使用することで、豊かな地球と海を守りながら、海と陸、地域と地域、人と人といったあらゆるものを繋ぎ、皆様の暮らしと未来を明るく照らすことを目指しています。

https://www.mol.co.jp/info/article/2024/0122.html

2024年1月22日、商船三井はグループ会社の 株式会社商船三井さんふらわあ が運航する大洗~苫小牧航路の新造LNG燃料フェリー2隻の船体デザインが決定したことを発表し、その船体イメージを公開しました。

なかなか崇高な理念に基づいたデザインコンセプト。新造船の2隻は大洗~苫小牧航路を航行する既存船「さんふらわあ だいせつ」「さんふらわあ しれとこ」の代替船となり、2025年に同航路へ就航する予定。CO2をはじめとした温室効果ガスの排出量削減という効果が期待され、地球環境に優しいLNG燃料フェリーですが、商船三井さんふらわあ ではすでに大阪~別府航路に「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」という2隻のLNG燃料フェリーが2023年に就航しており、”初”というわけではない。2023年1月に就航した「さんふらわあ くれない」が日本初のLNG燃料フェリーだったそうです。

船体デザインは、さんふらわあの既存船とは異なる新しいカラーリングになっていて非常に魅力的。商船三井の掲載記事によると、海と空の美しい「青」をアクセントカラーとし、「夜明けの海」と「新しい時代を照らす光」をイメージしたデザインによって「新たな未来へ歩みだす船」を表現しているという。

新造LNG燃料フェリーの船体イメージ
出典:Mitsui O.S.K Lines
2023年就航のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」
出典:Mitsui O.S.K Lines
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限られた停泊時間に必要なLNG燃料供給を可能にする「スキッド」

タンクローリー4台とスキッドによるLNG燃料供給のイメージ
※イメージ図におけるLNGタンクの設置場所、スキッド形状等は実際と異なる
出典:Mitsui O.S.K Lines
商船三井のプレスリリース【2024年1月6日掲載】

大洗~苫小牧航路 新造LNGフェリー2隻へのLNG燃料供給に関する基本協定書を締結

https://www.mol.co.jp/pr/2023/23002.html

2023年1月6日、商船三井は大洗~苫小牧航路で運航する新造LNG燃料フェリー2隻に対して、各港におけるLNG燃料供給に関する基本協定書の締結を発表しています。

LNG燃料の供給開始は、新造LNG燃料フェリー2隻が就航する2025年に合わせて予定されており、茨城県大洗港では石油資源開発(JAPEX)が、北海道苫小牧港では北海道ガスが、それぞれ停泊中のフェリーに対して岸壁に配置したタンクローリーからLNGを供給するTruck to Ship方式でLNG燃料を供給する。

限られた停泊時間に必要十分なLNG燃料を供給するため「スキッド」と呼ばれる導管装置を使用。この「スキッド」を使用することで、停泊中のフェリーにタンクローリー4台を同時接続することが可能になるという。

イメージ図のスキッド形状は、あくまでもイメージなので実際とは異なるという注釈が書かれていましたが、発想的にはそこまで斬新なものではなさそうな装置に見える。これまでは技術的に難しかった可能性はありそうですがLNG燃料船という船舶の隻数が少なく、需要が少ないことから関連ツールの開発自体がおこなわれてなかったのかもしれません。

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