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重量物運搬船FAIRPLAYERで940トンの浚渫船を積み込む

重量物運搬船「FAIRPLAYER」で940トンの船を積み込む船舶

 Jumbo Maritimeのマストクレーンを2基搭載する重量物運搬船「FAIRPLAYER」が重量940トンの船を自船に積み込み。積まれた船はドラグサクション式の浚渫船。ナイジェリアの湖で使用される予定だそうです。

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重量物運搬船「FAIRPLAYER」で940トンの船を積み込む

 Jumbo Maritimeの重量物運搬船「FAIRPLAYER」に重量940トンの浚渫船を積み込み。なかなか豪快なタンデムリフト。浚渫船の全長は約90m。

「FAIRPLAYER」に重量940トンの浚渫船「Sayonara」を積込
出典:Jumbo Maritime

 「FAIRPLAYER」に搭載されている2基のマストクレーンはそれぞれ900トン吊り。タンデムリフトで1,800トンの吊り上げ能力があります。

 積み込みされたのは浚渫船ですが、日本の港で航路浚渫をするようなクレーンで大きなバケツを使って掘削するタイプではなく、配管を海底におろして土砂と水を一緒にポンプで吸い上げて浚渫するドラグサクション式の浚渫船。

 この浚渫船は以前、内陸運搬船だったようですが数か月間の改造を経てドラグサクション式の浚渫船に生まれ変わったそうです。改造を行ったのはオランダに拠点を置く造船会社Damen Groupのグループ会社Concordia Damen Shipbuilding。

 積み込みが行われた場所はオランダのフリッシンゲン。👈左の積み込みする「FAIRPLAYER」のクレーンフックの後ろの方にひっそりと映るVan Oordの特殊クレーン船「Svanen」が見えます。

グラブ浚渫船とドラグサクション式の浚渫船

 日本の港でも見かける一般的なクレーンで掘削するタイプの浚渫船は構造が単純なので作業の流れは分かりやすい。クレーンの先端に付けたバケツを開閉して海底の土砂を掘削、掴んだ土砂は土運船などの運搬船に積み込んで運搬する。

世界最大のグラブ浚渫船「五祥」
出典:kojimagumi

 株式会社 小島組が所有する世界最大のグラブ浚渫船「五祥」に搭載されているグラブは重量370トン、容量200m3。NHKの「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」でも紹介されていました。

 グラブ浚渫船「五祥」は全長100m、幅36m、喫水3.6m。重錘式グラブ昇降システムと呼ばれるバランス型(つるべ式)のグラブ昇降システムを採用しておりエネルギー効率が高いのが特徴。

改造後の試験運転をする浚渫船「Sayonara」
出典:Concordia Damen Shipbuilding

 では、ドラグサクション式の浚渫船とはどういったものなんでしょう?欧米では「trailing-suction hopper dredger」と呼ばれているようで、浚渫方法は土砂を吸い上げる吸入管を海底までおろして土砂と水を一緒に吸い上げて船内のタンクに積載するというもの。

 船内に積載した土砂の排出方法はいくつかあり、👆上の画像のように船首側から水と一緒に放射する方法や配管を接続して送ったり、船内のタンクが底開式になっているものはタンクを開閉して土砂を排出することもできる。

ドラグサクション式の浚渫船 動画

 Van Oordが所有するドラグサクション式の浚渫船「Vox Amalia」。全長158m、幅36m、積載量は18,000m3。動画で見た方が分かりやすかったので載せときます。

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