TenneTがオランダ沖の洋上変電所近くに人工リーフブロック設置

TenneTがオランダ沖の洋上変電所近くに人工リーフブロック設置 洋上風力発電
スポンサーリンク

TenneTがオランダ沖の洋上変電所近くに人工リーフブロック設置

2023年10月27日、TenneTはオランダの沖合50kmにある「Hollandse Kust west alpha」プラットフォームの近くにいくつかの人工リーフブロックを設置したことを発表。

設置した人工リーフは2種類、どちらも中空で壁に穴があけられており、一方は立方体のブロックでもう一方は球状のリーフボールという形状。それぞれ6つの人工リーフブロックを鋼製フレームに配置して海底に設置したという。

以前にも「Hollandse Kust noord」のプラットフォーム付近で同様の人工リーフブロックが設置されており、洋上風力発電所周辺における一連の生態学的対策の一環として設置が進められているそうです。

人工リーフブロックの構造は海洋生物の行動を活性化し、設置によって藻類やサンゴが定着する場所を提供する。以前の研究では、魚類やカニ、ロブスターなどが確認されており、これらの場所を好むことが示されているという。

TenneTの掲載記事によると、エネルギー生産を完全に気候中立にするという目標を達成するための主な柱のひとつが洋上風力エネルギーであり、北海がTenneTにとって主要なエリアになりつつある。しかし、こうしたインフラはすべて北海の生態系に影響を与える可能性があり、潜在的な影響を認識しているという。そのため、水中で起こっていることの研究に多大な注意を払っており、人工リーフブロックの設置は海洋生物の研究、監視における新たな一歩になると述べている。

 人工リーフ、魚礁に関する記事

スポンサーリンク
興味深い海の世界

あらゆるものが巨大な海の世界。
なかでもインパクトの強い画像を中心に海の世界を紹介。

スポンサーリンク
世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

Crane1000をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました