Vestasの15MWプロトタイプナセルがデンマーク北部にあるウスタイル(Østerild)試験場へ無事到着したようです。15MWプロトタイプ風車の設置は順調に進んでいるようでタワーの設置まで完了。
Vestasの15MWプロトタイプナセルがウスタイル試験場に到着
2022年11月15日、デンマークのオーデンセ港リンド(Lindø)にあるVestasの工場で製作されたV236-15.0MWプロトタイプのナセルがデンマーク北部にあるウスタイル(Østerild)試験場に到着。
画像を見ると、SAL Heavy Lift が所有する重量物運搬船「CALYPSO」で運搬を行っているようです。荷揚げは「CALYPSO」に搭載されているクレーンを使用。「CALYPSO」には2基のクレーンが搭載されていて、それぞれクレーンの吊り上げ能力は450トン、タンデムリフトで900トン。クレーン1基だけで荷揚げしているのでナセル重量は450トン未満ということに。
ナセルとハブを分割して運んでいるようなので、一体化させた状態だと450トン以上になるのでしょうか。いろいろ考えましたが、450トン以上の重量になったとしてもタンデムリフトだと荷揚げ可能なので、分割して運んでいるのは運搬車両の都合か運搬経路上の重量制限によるもの、もしくは最初から一体化させた状態での吊り上げピースが無いからだと思われます。
15MWプロトタイプはタワーの設置まで完了
V236-15.0MWプロトタイプの設置作業は順調に進んでおり、タワーの設置まで完了しているそうです。画像を見る限り先日完成した長さ115.5mのブレードは到着していないようです。
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