明陽智能がMySE 18.X-28Xを発表

　中国の風力タービンメーカー明陽智能がMySE 18.X-28Xを発表。その出力は18MWを超え、使用されるブレード長さは140m、ローター直径は280m以上。

明陽智能がMySE 18.X-28Xを発表

　2023年1月10日、中国の風力タービンメーカー明陽智能(MINGYANG SMART ENERGY)がMySE 18.X-28Xを発表。また、明陽智能は掲載記事の中で同日に広東省東部にある基地で洋上風力タービン MySE16.X-260 のナセルをラインオフしたことを明らかにした。

　さらに、洋上風力発電設備設置容量に関して、中国海洋エネルギー開発報告書(中国海洋能源发展报告2022)の統計によると2022年末時点の洋上風力発電設備設置容量は全世界で68.5GW、前年に比べて26%増加したと述べている。その内、中国の設置容量は32.5GW、約半分を占める。

　この数字に関しては、もう少しすると中国以外の機関から2022年の統計発表があると思いますので、その時に検証することにします。

ローター直径280m以上、年間発電電力量80GWh

　MySE 18.X-28Xは、140mのブレードを使用しローター直径は280m以上。受風面積は、61,575m²で一般的なサッカーコート8.5面分の広さ。年間平均風速8.5m/sという条件で年間発電電力量は80GW。1GWの洋上風力発電所建設を想定した場合、出力13MWのタービン設置と比較して風車設置数を18基少なくすることが可能で、建設コストに換算すると1MW当たり12万ドル～15万ドル、日本円に換算すると1,560万円～1,950万円(1ドル=130円として換算)の削減が見込めるという。