ZPMCが5万トンの大型甲板輸送船「振华39」建造開始

船舶

2025.12.15

ZPMCが5万トンの大型甲板輸送船「振华39」建造開始
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ZPMCが5万トンの大型甲板輸送船「振华39」建造開始

2025年12月10日、上海振华重工（ZPMC）は自主建造する5万トンの大型甲板輸送船「振华39」（ZHEN HUA 39）の鉄鋼切断式（Steel Cutting Ceremony）を上海振华重工启东海洋工程股份有限公司（上海振華重工啓東海洋工程）でおこない建造を開始しました。

大型甲板輸送船「振华39」は2カ月前の10月16日に建造を開始した「振华38」と同型船になっており、船体寸法は長さ217ｍ、幅43ｍ、深さ13.5ｍ、載貨重量トン数（DWT,Deadweight tonnage）5万トン。優れた甲板耐荷重性と貨物安定性を備え、洋上風力向けの大型ジャケットや洋上プラットフォームモジュールの他に巨大な橋梁構造物など、世界各地における超長尺・超幅広・超重量の様々な輸送に対応可能。

上海振华重工は、大型甲板輸送船「振华38」「振华39」に代表される一連の相次ぐ船舶竣工により、船隊の大幅なアップグレードを実現し、洋上風力発電や海上橋梁といった大規模プロジェクトの建設を効果的に支援するという。

載荷重量トン数、DWTとは？

載貨重量トン数、DWT（Deadweight tonnage）とは、満載喫水線の限度まで貨物を積載したときの全重量から船舶自体の重量を差し引いたトン数のことを言い、船に積める貨物の量を示す目安となる。ただ、この中には運航に必要な燃料・水・食料などの重量も含まれているので純粋な貨物の積載重量ではない。