Drydocks Worldの5,000トン吊り起重機船建造開始
2024年10月28日、上海振华重工(ZPMC)がドバイに本拠を置くDrydocks World向けとなる5,000トン吊り起重機船のSteel Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)をおこない、建造を開始しました。吊り上げ能力5,000トンの起重機船は、中東およびアフリカにおいて最大になるという。
5,000トン吊り起重機船の建造について、2024年9月10日にDrydocks WorldはZPMCとの建造契約締結を発表しており、完成・引き渡し時期は2026年第2四半期の予定。
5,000トンの吊り上げ能力を持つ大型起重機船の建造によって重量物運搬能力を高め、風力発電関連の洋上プラットフォームや浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)船体上部、橋梁建設など、高まる大規模プロジェクトの需要対応が期待されている。
中国メディアの情報によると、建造着工の式典にはDrydocks WorldとZPMCの代表者に加えて、アメリカ船級協会(ABS,American Bureau of Shipping)の関係者も出席していたということなので、ABSで船級登録されるのかもしれません。
- 2024年9月建造契約締結
- 10月建造着工
Steel Cutting Ceremony(鉄鋼切断式)
- 2026年
第2四半期完成・引き渡し(予定)
5,000トン吊り起重機船の概要
建造予定の起重機船は、最大吊り上げ能力5,000トンでジブ長さは160m。メインフックでの揚程は水面上120m、フライングジブ先端の補助クレーンは600トン吊りで揚程は180m。
船名 | 未定 |
クレーン能力 | 主:5,000トン 補助:600トン |
揚程 | 主:120m 補助:180m |
長さ | 138.5m |
幅 | 52m |
設計喫水 | 5.8m |
定員 | 58人 |
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