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1,200トン吊りSEP船「海龙风彩」完成、最大揚程173.3m

1,200トン吊りSEP船「海龙风彩」完成、最大揚程173.3m 起重機船、クレーン船
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1,200トン吊りSEP船「海龙风彩」完成、最大揚程173.3m

1,200トン吊りSEP船「海龙风彩」
出典:江苏海龙风电科技股份有限公司
江苏海龙风电科技股份有限公司の掲載記事【2023年6月10日】

“海龙风彩”号完成交付,奔赴广东!

(「海龙风彩」が納品され広東へ向かいました!)

https://www.hailongfengdian.com/newsinfo/6031107.html

 中国の招商局重工(CMHI)海門基地で建造していたSEP起重機船「海龙风彩」(HAI LONG FENG CAI)が完成し、引き渡しが行われました。船名の”龙”と”风”はそれぞれ日本語で表すと”龍”と”風”。「海龍風彩」、風を彩る海の龍という船名は少しカッコいいかも。

船名海龙风彩
(HAI LONG FENG CAI)
クレーン能力1,200トン(メイン)
400トン(補助)
長さ128m
48m
深さ9.5m
レグ長さ130m
(最大作業水深 70m)
DPSDP-1
SEP起重機船「海龙风彩」の概要

 搭載されているクレーンは、1,200トン吊りのメインクレーンと400トン吊りの補助クレーン。そこまで大きな能力ではありませんが、ブームが長く最大揚程は173.3m。15MW以上の風力タービンを設置することが可能。SEP船の主要設備であるレグは長さ140m、最大作業水深は70m。

 船体は自航式で船首と船尾に各2基ずつ計4基の2,400kWアジマススラスターを搭載し、ダイナミックポジショニングシステムはDP-1。最大速力は6ノット。船首側にアジマススラスターを採用しているSEP船は珍しい。

 

アジマススラスターとは?

アジマススラスター(azimuth thruster)とは、船舶の推進装置の一種で水平方向に360度回転するプロペラのこと。azimuth=方位角、thruster=推進器。

タグボートに搭載されたアジマススラスター
出典:Wikipedia|By Photograph by Rama, Wikimedia Commons, Cc-by-sa-2.0-fr, CC BY-SA 2.0 fr, Link
360度回転するSCHOTTEL TwinPropeller
出典:Wikipedia|By Siemens AG, CC BY-SA 3.0, Link
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SEP船「海龙风彩」Vessel History

SEP起重機船「海龙风彩」(HAI LONG FENG CAI)
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世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

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SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
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