中国で明陽智能とBASFが500MWの洋上風力発電所建設開始

中国で明陽智能とBASFが500MWの洋上風力発電所建設開始 洋上風力発電
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中国で明陽智能とBASFが500MWの洋上風力発電所建設開始

出典:Mingyang Smart Energy

中国の広東省湛江市で明陽智能(MINGYANG SMART ENERGY)とドイツに本社を置く世界最大の総合化学メーカーBASFの合弁会社によるMingyang BASF Zhanjiang Xuwen East Three Offshore Wind Demonstration Project(明阳巴斯夫湛江徐闻东三海上风电示范项目)の建設開始が発表されました。

建設開始が発表された洋上風力実証プロジェクトは、中国の広東省 湛江市 徐聞県沖に10MWの風力タービン50基と洋上変電所の設置が計画されており、総設備容量は500MW。2025年に完成予定。

プロジェクトに向けて合弁会社設立

BASFのプレスリリース【2023年7月21日発表】

BASFと明陽が中国南部の洋上風力発電所の合弁会社を設立

  • 開発、建設、運用を含む初の中独洋上風力発電プロジェクト
  • BASFの湛江フェアブント拠点の100%グリーン電力供給に向けた重要なマイルストーン

出典:https://www.basf.com/global/en/media/news-releases/2023/07/p-23-268

2023年7月、明陽智能とBASFは中国南部の洋上風力発電プロジェクト開発、建設、運用に向けて明陽BASF新エネルギー(湛江)有限公司(Mingyang BASF New Energy(Zhanjiang))という合弁会社を設立。出資比率は明陽90%、BASF10%。

発電した電力の大部分はBASF湛江フェアブントへ供給

建設中のBASF湛江フェアブント拠点
出典:BASF

2025年に完成予定のMingyang BASF Zhanjiang Xuwen East Three Offshore Wind Demonstration Projectで発電した電力の大部分は、広東省湛江市に建設中のBASF湛江フェアブントへ供給される予定。

フェアブント(Verbund)という言葉は、統合やつなげるといった意味を持つドイツ語でBASFのプレスリリースでは統合生産拠点と説明されています。

BASF湛江フェアブントの建設が発表されたのは2022年10月。年産能力8万トンという世界最大級のネオペンチルグリコール(NPG,Neopentyl glycol)工場を建設中で、稼働予定は2025年第4四半期。

NPGは高い化学的安定性および熱安定性から、主に粉体塗料用樹脂の製造に使用される中間体。粉体塗料は、特に建設産業や家電製品の塗料において成功を収めており、粉体塗料は揮発性有機化合物(VOC)の含有量が少ないため、液体塗料に比べてVOC排出量を最大50%削減でき、VOC排出規制の遵守を可能にするという。NPGはこのほか、潤滑油、可塑剤、医薬品の製造などに使用されている。

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