NnG洋上風力 シーメンスガメサのナセルがスコットランドに到着

NnG洋上風力 シーメンスガメサのナセルがスコットランドに到着 洋上風力発電
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NnG洋上風力 シーメンスガメサのナセルがスコットランドに到着

 スコットランドで建設されている「Neart na Gaoithe (NnG) offshore wind farm」に設置する風力タービンナセルがダンディー(Dundee)の港に到着。

 「NnG offshore wind farm」では、Siemens Gamesaの8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」を54基設置する計画で、沖合15.5kmの北海に発電容量450MWの洋上風力発電所を建設している。拠点港となっているダンディー港には、ナセル以外の風力タービン部材も集められており、タワー部材を連結して87.5mの高さに地組する作業もおこなわれています。海域での風力タービン設置に向けた積み込みは7月に開始される予定で、洋上での設置作業も7月から始まるという。

「Neart na Gaoithe (NnG) offshore wind farm」の概要
  • 設置位置:スコットランド ファイフ海岸から東へ15.5kmの北海
  • 発電容量:450MW
  • 風力タービン:Siemens Gamesa SG 8.0-167 DD、8MW、54基
  • 風車基礎:着床式、ジャケット
  • 風車形状:ローター直径 167m、ブレード長さ 81.4m、全高 208m(水面上)、ハブ高さ 119.5m(水面上)
  • 運転開始予定:2024年(最初のタービン稼働予定は2023年なかばの予定)
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ナセル運搬はSiemens Gamesaの専用運搬船「Rotra Vente」

Siemens Gamesaの専用運搬船「Rotra Vente」でダンディー港に運ばれたナセル
出典:EDF RENEWABLES

 ダンディー港にナセルを運んだのは、Siemens Gamesaの専用運搬船「Rotra Vente」。風力タービンとして洋上に設置された状態では感じませんが、8MWのナセルともなると地上では大きさが際立ちます。ナセルの重量は350トン以上、高さは9.2mあるそうです。

施工しやすい岸壁形状

Googleマップ航空写真によるダンディー港

 ダンディー港をGoogleマップの航空写真で見ると、多くのブレードやタワー部材が並べられているのが確認できます。そして、今回「Rotra Vente」が荷揚げを行った岸壁は、搭載している船首側のランプウェイを使用しても岸壁と平行に係留したままで作業が出来るような岸壁形状になっていました。一般的な直線形状の岸壁だと、船を岸壁に対して縦向きに係留する必要がありますが、船幅が入るくらいの広さで切り欠いた形状になっているので、他船の航行を妨げることなく係船ロープも取りやすく、安定した状態で荷揚げ作業を行うことが出来る。こうした港湾設備の整備は国内でも使用する企業などにヒヤリングした上で取り入れると施工性の向上が見込めそうな気がします。

Siemens Gamesaの専用運搬船

 Siemens Gamesaの専用運搬船として稼働している「Rotra Mare」、「Rotra Vente」に加えて2025年の春から夏の引き渡しに向けて中国の造船所で次世代洋上風力タービン部材輸送船2隻の建造が発表されています。既存船の「Rotra Mare」と「Rotra Vente」はどちらも元々は風力タービン資材を運ぶ専用船では無く改造された船で、車両の乗り入れをおこなうランプウェイの追加や船体の長さを延長する改造が施されています。

 建造が発表された新造船2隻の船名は「Rotra Futura」と「Rotra Horizon」。

船名Rotra Futura
Rotra Horizon
Rotra MareRotra Vente
長さ167.6m152.84m141.51m
26m23.65m23.60m
新造船と既存船の概要

「Rotra Vente」

「ROTRA MARE」

建造予定の「Rotra Futura」、「Rotra Horizon」

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