新造クルーズ船「飛鳥Ⅲ」日本到着、横浜港へ初入港

新造クルーズ船「飛鳥Ⅲ」日本到着、横浜港へ初入港 国内ニュース
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新造クルーズ船「飛鳥Ⅲ」日本到着、横浜港へ初入港

2025年6月2日、郵船クルーズの新造クルーズ船飛鳥Ⅲ」(アスカスリー)が日本へ到着し、船籍港(母港)である横浜港へ初入港しました。

クルーズ船「飛鳥Ⅲ」が到着した6月2日は、横浜港の開港を祝う開港記念日で、横浜市消防局消防艇「よこはま」による歓迎放水や横浜市立港中学校吹奏楽部による歓迎演奏がおこなわれました。

「飛鳥Ⅲ」は、郵船クルーズにとって1990年に竣工した初代「飛鳥」以来となる34年ぶりの新造クルーズ船。郵船クルーズが所有、運航している「飛鳥Ⅱ」は1990年に竣工した「Crystal Harmony」を2006年に日本市場向けの改装を施したクルーズ船であるため郵船クルーズが新造したクルーズ船ではない。

「飛鳥Ⅲ」の建造がおこなわれたのは、ドイツのマイヤー・ヴェルフト造船所(Meyer Werft)。2023年9月に建造着工し、2025年1月に進水。その後、2025年4月に引き渡しがおこなわれ、建造場所のドイツからアフリカ大陸南端の喜望峰を通るルートで日本へ向けた航海がおこなわれました。

「飛鳥Ⅲ」の船体寸法は長さ230m、幅29.8。総トン数は52,265トンで運航しているクルーズ船としては日本最大の「飛鳥Ⅱ」を上回る大きさ。日本のクルーズ船で初めてLNG燃料と陸上電力受電装置を採用し、環境への負荷を低減したエコシップという側面も持ち合わせている。

「飛鳥Ⅲ」は大さん橋国際客船ターミナルに停泊し、7月20日の初クルーズに向けた最終調整や習熟航海をおこなう予定。

船名飛鳥Ⅲ
総トン数52,265トン
長さ230m
29.8m
喫水6.7m
速力20ノット(最高)
乗客数740名
乗組員数約470名
客室数381室
(全室バルコニー付き)
船籍日本/横浜
クルーズ船「飛鳥Ⅲ」の建造タイムライン

【動画】横浜港へ初入港するクルーズ船「飛鳥Ⅲ」

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