慶良間列島黒島付近でダイビング船座礁、乗員乗客24人全員救助
2024年12月26日、沖縄県の慶良間列島黒島付近でダイビング船「LUCKY」が座礁。ダイビング船には、子ども2人を含む乗客18人と、乗員6人のあわせて24人が乗船していましたが、午後6時前までに全員救助されたという。
12月26日午前11時ごろ、渡嘉敷村の黒島沖合を航行中のダイビング船「LUCKY」の船長から「船が座礁した」と通報があり、海上保安本部が現場にヘリコプター2機と巡視船など4隻を出動させたほか、災害派遣要請を受けた航空自衛隊がヘリコプター1機を出動させ、救助活動を実施。
ダイビング船の乗員乗客は全員救助されたものの、船体は黒島北西で座礁したままとなっており、第十一管区海上保安本部は緊急情報で付近航行船舶への注意喚起をおこなっています。
第十一管区海上保安本部発表の緊急情報
通報時刻に近い時間帯で急激な天候変化
ダイビング船「LUCKY」の乗員乗客を救助する映像が報じられていますが、周辺海域は荒れた状態であることが確認できる。事故が起きた黒島に近い那覇港の波浪観測データを確認すると、通報時刻である午前11時に近い時刻で急激に波高が高くなっており、それまで波高30~40cm程度だったのが波高2m以上にまで増加。
この急な天候の変化が事故要因に関係している可能性も考えられますが、通報時刻からすると天候が悪化する前に座礁していたと思える時系列。したがって、何らかの理由で座礁した後に天候が急変してきて通報したのかもしれません。あくまでもデータからの推測。
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