台湾の高雄港でコンテナ船「HYUNDAI TOKYO」が岸壁に直角に突進して衝突する事故が発生。コンテナを満載した状態で衝突し、船体と激突したバースの両者が損傷しているそうです。この船名で事故を起こされるといい気分はしないですね。
台湾の高雄港でコンテナ船が岸壁に向かって直角に衝突
Post-Panamax container ship struck pier at Kaohsiung, VIDEO
(ポストパナマックスのコンテナ船が高雄の桟橋に衝突、ビデオ)
https://www.fleetmon.com/maritime-news/2023/41425/post-panamax-container-ship-struck-pier-kaohsiung-/
2023年3月20日、台湾の高雄港でコンテナ船「HYUNDAI TOKYO」が岸壁に直角に突進して衝突する事故が発生。
AIS情報によると衝突事故が起きたのは、3月20日 01:30頃(UTC:世界協定時)なので台湾の現地時間だと午前9時30分頃になる。なので視界不良という事故原因ではなさそう。衝突の瞬間が映像で記録されていますが、気象海象も悪そうには見えない。では、一体なぜ・・・。
事故を報じるニュースでは、事故当時に操船を行っていたパイロットが酒気帯びの状態だったという情報が。考えられないような原因ですが、それだと岸壁に向かって直角に衝突したことも納得できる。
台湾の国家運輸安全委員会による調査が行われており、事故を起こしたコンテナ船「HYUNDAI TOKYO」には出港制限が命じられているそうです。
全長304mのコンテナ船「HYUNDAI TOKYO」
船名 | HYUNDAI TOKYO |
総トン数 | 74,651トン |
長さ | 304m |
幅 | 40m |
建造年 | 2006年 |
コンテナ船「HYUNDAI TOKYO」は、全長304m、幅40m、総トン数74,651トンで2006年に建造。
船首部分の形状は、バルバス・バウ(Bulbous Bow)と呼ばれるもので、喫水線より下に球状の突起がある。これは、船の造波抵抗を打ち消すためのものですが、今回の岸壁衝突時にはこの部分が接触したと考えられる。
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