五洋建設が秋田沖洋上風力で風車設置のSEP起重機船傭船契約締結

五洋建設が秋田沖洋上風力で風車設置のSEP起重機船傭船契約締結 国内ニュース
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五洋建設が秋田沖洋上風力で風車設置のSEP起重機船傭船契約締結

2026年5月29日、五洋建設は「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」で事業者の男鹿・潟上・秋田 Offshore Green Energy合同会社と風車設置工事に使用するSEP起重機船の傭船契約を締結したと発表。

「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」は、秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖の一般海域にVestas製の15MW風力タービン「V236-15MW」21基を設置する計画で、総発電出力は315MW。2028年6月30日に運転開始予定。

風車設置工事をおこなうのはSEP起重機船「Sea Challenger」

出典:DEME

五洋建設はプレスリリースで、風車設置工事においてベルギーのDEME Offshoreとの合弁会社ジャパンオフショアマリン(JOM)が保有する1,600トン吊りSEP起重機船「Sea Challenger」を使用する予定であることを明らかにしています。

SEP起重機船「Sea Challenger」はDEME Offshoreの保有からJOMの保有に変更され、2025年12月に大規模アップグレードを完了。クレーン能力を900トンから1,600トンへ増強、船幅の拡幅、レグの延長といったアップグレードをおこない、15MWクラスの風力タービン設置に対応。2026年度中に日本船籍化予定で、現在は台湾の「Hai Long Offshore Wind」(海龍洋上風力発電所)において14MW風力タービン設置作業に従事している。

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船名Sea Challenger
クレーン能力1,600トン
長さ133.25m
46m
深さ9m

風車基礎建設工事でSEP起重機船「CP-16001」稼働予定

1,600トン吊りSEP起重機船「CP-16001」
出典:ひびきウインドエナジー株式会社

五洋建設は、SEP起重機船「Sea Challenger」に加えて、風車基礎建設工事で1,600トン吊りSEP起重機船「CP-16001」が稼働予定であることも明らかにしている。「Sea Challenger」と「CP-16001」2隻の大型SEP起重機船を同時運航することにより、今後、複数地点で並行して進む日本の洋上風力建設に貢献すると述べている。

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SEP起重機船「CP-16001」は五洋建設、鹿島建設、寄神建設の3社による共同出資会社「PKYマリン株式会社」(出資比率 五洋:65%,鹿島:30%,寄神:5%)が保有・運営。船体の基本設計及びジャッキアップシステムはGustoMSCによるもので、最大1,600トン吊りのクレーンはHuisman製。全長123m、幅45m、レグ長さ92.5m、最大搭載人員100人。メインクレーンのブーム長は130mで、揚程は甲板上から143m。15MW級の風力タービン設置が可能。2023年9月に竣工・引き渡し。洋上でアンカーリングすること無く船体位置を保持するDPS(Dynamic Positioning System:自動船位保持装置)を搭載していますが、非自航式。日本海事協会(ClassNK)で船級登録されており、DPS等級はIMO(国際海事機関)のClass 2に相当するDPS B。

船名CP-16001
クレーン能力1,600トン
ブーム長さ130m
揚程143m(甲板上)
長さ119.4m
45m
深さ7.3m
レグ長さ92.5m
最大作業水深50m
デッキ面積3,800m2
DPSDPS B
建造年2023年9月
SEP起重機船「CP-16001」
  • 2019年11月
    建造を発表

    投資額は約185億円

  • 2020年1月
    建造契約、船舶保有会社設立

    SEP起重機船の保有・運営は、共同出資会社「PKYマリン株式会社」(出資比率 五洋:65%、鹿島:30%、寄神:5%)が行う

  • 2020年10月
    起工

    建造場所はインドネシアのバタム島にあるGraha造船所

  • 2021年12月
    進水
  • 2023年9月
    完成・引き渡し

秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業

「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」の事業者は、経済産業省及び国土交通省が実施した洋上風力公募、ラウンド2で2023年12月に男鹿・潟上・秋田 Offshore Green Energy コンソーシアムが選定され、2024年2月に男⿅・潟上・秋⽥Offshore Green Energy合同会社を設立。構成企業は、JERA Nex bp Japan合同会社、電源開発株式会社、東北電力株式会社、伊藤忠商事株式会社。

工事内容開始時期
基礎設置2027年4月
海底ケーブル敷設2027年5月
風力タービン設置2027年8月
公表されている洋上工事のスケジュール
「秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」の概要
  • 設置位置:秋田県男鹿市、潟上市及び秋田市沖
  • 発電容量:315MW
  • 風力タービン:Vestas V236-15MW、21基
  • 風車基礎:着床式
  • 運転開始予定:2028年6月30日
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