メキシコの港内で係留していた貨物船の船首ロープが破断して岸壁衝突
2024年12月11日、メキシコのベラクルスで港内に係留していた全長161ｍの貨物船「BBC ICELAND」の船首係船ロープが強風で破断し、船体が流されて岸壁に衝突する事故が発生。
事故当時の最大瞬間風速は時速110km、およそ30ｍ/sという強風が吹いており、その影響で船首側の係船ロープが切れてしまったようです。船の乗組員や港湾関係者で負傷者は報告されていない。
船首側の係船ロープが切れたことで船体が流され、対岸の岸壁にもたれかかるような状態になった貨物船「BBC ICELAND」はその後、4隻のタグボートに支援されて元の係留位置に戻されました。
事故後の様子を映した映像では、強風の影響で港内とは思えない程に白波が立っており、投錨のスタンバイをしていた為なのか船首アンカーから洗浄水がでていますがほぼ真横に流されているのが確認できます。
【関連動画】YouTube | 係留ラインが切れるその瞬間
貨物船「BBC ICELAND」
| 船名 | BBC ICELAND |
| 総トン数 | 18,567トン |
| 載貨重量トン | 24,935トン |
| 長さ | 161ｍ |
| 幅 | 27.4ｍ |
| 深さ | 13.5ｍ |
| 船籍 | アンティグア・バーブーダ |
| 建造年 | 2013年5月 |
出典：MarineTraffic | Steve J Henderson
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