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紅海を航行中のタンカーにミサイル攻撃、火災発生も乗組員は無事

紅海を航行中のタンカーにミサイル攻撃、火災発生も乗組員は無事 事件・事故
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紅海でタンカー「STRINDA」へミサイル攻撃

J. Ludwig Mowinckels Rederiのプレスリリース【2023年12月12日掲載】

While at sea in the Red Sea off Yemen the vessel MT Strinda was hit by a missile last night 11th of December.

(12月11日昨夜、イエメン沖の紅海を航行中、MTストリンダ号がミサイル攻撃を受けた。)

https://www.jlmr.no/

2023年12月11日、イエメン沖の紅海を航行していた全長144mのケミカルタンカー「STRINDA」がミサイル攻撃を受けるという事件が発生。

船を所有するノルウェーのMowinckel Chemical Tankersが発表したプレスリリースによると、11日夜にバイオ燃料原料を積み、東南アジアからイタリアへ向けて輸送していたケミカルタンカー「STRINDA」がイエメン沖の紅海でミサイル攻撃により船上で火災が発生。幸いなことに乗船していたインド人乗組員は無事だったという。乗組員と船はアメリカとフランスの海軍による支援で安全が確保され、現在も海軍の保護下にあるそうです。

船名STRINDA
総トン数11,729トン
載貨重量トン19,959トン
長さ144m
24m
船籍ノルウェー
建造年2006年8月
ケミカルタンカー「STRINDA」
出典:J. Ludwig Mowinckels Rederi
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ケミカルタンカー「STRINDA」が標的にされた理由

中東を航行するイスラエル関連の商船が標的にされた武装勢力による事件がたびたび起きていますが、今回のケミカルタンカー「STRINDA」が標的にされた理由は今までと少し違うようです。

イスラエル関連の商船を標的にした事件

これまでの標的理由として船舶の所有者や運航管理をイスラエル関係の企業がおこなっているというものでしたが、ケミカルタンカー「STRINDA」のオーナーはノルウェー企業のMowinckel Chemical Tankers AS、そして運航管理にもイスラエル企業は関連していない。

今回の船が標的になった理由として、来年1月にイスラエル南部地区のアシュドッドで貨物輸送のオーダーを受けていることが要因とみられているそうです。船舶所有者のMowinckel Chemical Tankersが発表した12月12日のプレスリリースが発表された3週間前に契約。現在、戦闘状態のイスラエル地域でさらなる状態悪化がないという付加条件を含んでおり、オーナーには契約を解除するオプションがあったという。

プレスリリースの中では、船舶所有会社の安全顧問の勧告により当該船とその乗組員が安全な海域に入るまで詳細情報を差し控えることが決定されたと記載されています。

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【翻訳】

バブ・エル・マンデブにおけるミサイル攻撃に関するCENTCOM声明

12月11日午後4時ごろ(東部標準時)、モータータンカーSTRINDAがバブ・エル・マンデブ海域を通過中、イエメンのフーシ派支配地域から発射された対艦巡航ミサイル(ASCM)と推定される攻撃を受けた。 STRINDAは船内で火災を引き起こす損傷を報告したが、現時点で死傷者は出ていない。 攻撃当時、付近に米艦はいなかったが、USSメイソンはストリンダ中尉のメーデーコールに応じ、現在支援を行っている。

X | https://twitter.com/i/web/status/1734419108366590302

アメリカ中央軍(USCENTCOM,United States Central Command)の発表によると、ケミカルタンカー「STRINDA」が受けたミサイル攻撃は、イエメンのフーシ派支配地域から発射された対艦巡航ミサイル(ASCM)とみられている。

中東イエメンの反政府武装組織「フーシ派」の報道官は攻撃を認め、「船員が警告に応じなかった」と主張しているという。

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