台湾のHai Long洋上風力で消火システムの二酸化炭素漏洩事故
2024年8月20日午前10時頃(現地時間)、台湾で建設が進められている「Hai Long Offshore Wind」(海龍洋上風力発電所)の海龍彰化陸上変電所で消火システムから二酸化炭素が漏れる事故が発生。
事業者のひとつであるNorthland Powerの発表によると、現場の作業員約17名が負傷。緊急事態の対応手順に沿って直ちに通報された後、現場で応急処置が速やかに実施され、被害を受けた人々はすぐに近くの病院に搬送され、現在緊急治療を受けている。
台湾メディアの報道では、17人の負傷者のうち3人が重体であると報じられている。
事故の詳細については現在調査中となっており、その間、陸上変電所のすべての作業は中断しているという。
「Hai Long Offshore Wind」(海龍洋上風力発電所)の概要
台湾西部の彰化県沖で建設が進められている「Hai Long Offshore Wind」の2A(300MW)、2B(232MW)、3(512MW)では、Siemens Gamesaの14MW風力タービン「SG 14-222 DD」を73基と洋上変電所2基を設置する計画。風力タービンおよび洋上変電所の基礎はジャケットを採用。
事業者のHai Long Offshore Wind Projectは、Northland Power, Mitsui & Co.(三井物産),Gentariによるコンソーシアムで構成されています。
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