次世代洋上風力タービン輸送船「ROTRA FUTURA」進水

次世代洋上風力タービン輸送船「ROTRA FUTURA」進水 洋上風力発電
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次世代洋上風力タービン輸送船「ROTRA FUTURA」進水

2024年11月20日、中国の江蘇省鎮江市にある江蘇省鎮江船厰集団でAmasus Shipping向けに建造している風力タービン部材輸送船「ROTRA FUTURA」の進水がおこなわれました。

「ROTRA FUTURA」はAmasus Shipping、Concordia Damen、deugro Danmark、Siemens Gamesa、DEKC Maritimeが開発・建造を発表している2隻の風力タービン部材輸送船のうち1隻目にあたる。大型化する次世代洋上風力タービン部材輸送のため特別に設計されており、2025年に就航予定。

大型化する次世代風力タービン部材の輸送に対応

建造中の風力タービン部材輸送船「ROTRA FUTURA」
出典:Concordia Damen

「ROTRA FUTURA」は、Siemens Gamesaの専用運搬船として稼働している「Rotra Mare」、「Rotra Vente」という2隻の ”Rotraコンセプト” に基づいた設計になっており、より大きく、より重くなっている次世代風力タービン部材に対応。

船体寸法は全長167.6m、幅26m、深さ11.3m、載貨重量トン数15,600トン、貨物を積載する甲板面積は3,500m2。ブリッジは船首部分に配置され、視界を遮ることなく最適な積載を確保しながら貨物容量を最大化。そして、車両を乗り入れする独自のRO/ROシステムにより、巨大な貨物を安全かつ効率的に輸送。甲板設備としてLiebherr製のクレーンを3台搭載し、ブレードを3段に積み込むことができる独自のガントリーシステムが装備され、貨物の構成と積載方法に優れた柔軟性を提供するとしている。

船名Rotra Futura
載貨重量トン数15,600トン
長さ167.6m
26m
深さ11.3m
甲板面積3,500m2
新造船と既存船の船体長さなど

【動画】「ROTRA FUTURA」進水の様子

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