トバゴ沖で座礁していた転覆バージの再浮上に成功
2024年8月19日、トバゴ緊急事態管理庁(TEMA,Tobago Emergency Management Agency)はトリニダード・トバゴのトバゴ島近くで転覆したバージ「Gulfstream」の再浮上に成功。
2024年2月7日に転覆したバージから油が流出し、付近の海岸へ漂着する事態が発生していました。
トバゴ緊急事態管理庁がFacebookに投稿した内容によると、転覆・座礁した「Gulfstream」の再浮上に向けた準備が実施された後、浮上作業は8月19日午後5時50分に開始され、およそ6時間後の午後11時54分に完了。その後、転覆位置から約3海里(約5.5km)沖合へ曳航され、水深60mの海域にタグボートで定点保持している状態。この場所で座礁位置では確認が出来なかった水面下の部分についてダイバーによる調査がおこなわれ、今後の曳航作業を実施する上で支障となる残骸を取り除くという。
ポート・オブ・スペインへ曳航予定
「Gulfstream」は再浮上により沖合へ曳航された後、ダイバーの船体調査が完了するとトリニダード島のポート・オブ・スペインへ曳航が予定されているそうです。
転覆・座礁位置の3海里沖合からポート・オブ・スペインへの曳航には33時間かかることが想定されている。地図上で概算距離を計測すると約86海里(約160km)なので、平均2.6ノットというゆっくりした速力で曳航されるようです。再浮上しているとは言え、転覆した状態のまま長距離を曳航するのはリスクが高そう。
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