北大西洋のマデイラ島でコンテナ船が岸壁に衝突
2023年7月24日午後、北大西洋上のマデイラ諸島にあるポルトガル領のマデイラ島でコンテナ船「ILHA DA MADEIRA」が入港時の接岸中に岸壁に衝突する事故が発生。事故当時、コンテナ船はポルトガルのレイショエンスを出港してマデイラ島のカニサル港へ入港していたようです。
入港時の様子を映した動画では、最初にコンテナ船の船首が岸壁に衝突する場面から始まる。その後、行き足がついていたのかコンテナ船は前進を続け、補助ボートの横押しで今度は船尾部分が岸壁に接触して白煙が上がる。この時、コンテナ船の前進はほぼ止まった状態で船尾側のラインを1本取り、そのまま係船するのかと思いきや、結構な勢いで後進し始めて船尾のラインが切れてしまう。係船位置よりもはるか後ろに下がってしまったコンテナ船は、再び前進してようやく係船できたような感じ。
係留ラインを取った後、綱取りの方が切れそうなラインの近くにいるのが動画を見てて怖いです。あと、コンテナ船の動きが終始ヤバい。港内は狭いので全長130mのコンテナ船を操船するのは難しいのかもしれませんが、加減を知らないような感じ。補助ボートも付いてて動画を見る限りそこまでの強風では無さそうなのに、なかなか接岸できないから見ててヤキモキします。原因が何なのか分かりませんが、操船設備の不具合でなければ考えられるのは飲酒運転か、突発的な発作で船長の具合が悪くなったのか。あとは、単に操船が下手なだけなのか・・・。
船名 | ILHA DA MADEIRA |
船種 | コンテナ船 |
総トン数 | 7,545トン |
積載能力 | 698TEU |
長さ | 130m |
幅 | 21m |
建造年 | 2007年 |
出典:MarineTraffic.com | Rodrigo Freitas
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