中国で全長326mの国産大型クルーズ船「愛達・魔都号」引き渡し
2023年11月4日、中国船舶集団(CSSC,China State Shipbuilding Corporation)傘下の上海外高橋造船(Shanghai Waigaoqiao Shipbuilding)が中船郵輪科技発展(CSSC Cruise Technology Development)と愛達郵輪(Adora Cruises)向けに建造した大型クルーズ船「愛達・魔都号」(ADORA MAGIC CITY)が完成し、引き渡しがおこなわれました。
建造をおこなった上海外高橋造船の掲載記事によると、研究開発に8年、さらに5年間の設計・建造期間を経て完成した「愛達・魔都号」は、国産大型クルーズ船として中国初であると述べている。
2024年の元旦に運航を開始する予定となっており、上海を母港とする国際クルーズ航路のほか、海上シルクロードと銘打った航路も順次開設する予定。
東洋と西洋、そして伝統と現代を融合させたデザイン
大型クルーズ船「愛達・魔都号」の外観および内装は東洋と西洋、そして伝統と現代を融合させたデザインになっているという。
船体の形状は、全長323.6m、幅37.2m、総トン数13万5,500トン。船全体には107のシステム、5万5,000点の機器が装備され、2,500万個の部品が含まれている。そして4,750kmのケーブル、365kmの配管、120kmのエアダクトが設置されているそうです。
大型クルーズ船「愛達・魔都号」の概要
船名 | 愛達・魔都号 (爱达·魔都号) |
総トン数 | 135,500トン |
長さ | 323.6m |
幅 | 37.2m |
喫水 | 8.26m |
エアドラフト | 72.2m |
客室数 | 2,125室 |
乗客数 | 5,246人 |
出典:上海外高桥造船有限公司
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